(2015/04/02)
いま日本でペットがどれだけ飼われているかご存じですか?
犬と猫だけの数字ではありますが、犬が1034万6000頭で猫が995万9000頭という調査結果(※1)が発表されています。
ちなみに日本の総人口は1億2691万人(※2)です。ひとりで複数頭を飼われる人もいますので、正確な計算にはなりませんが、約16%の人が犬か猫を飼っているのです。犬と猫だけで2000万頭を超え、さらに、その他の種類のペットが加わると、どれほどの数字になるのでしょうか。
その一方で、1633万人(※3)というこんな数字もあります。これは日本の15歳未満の子どもの数です。いまの日本では、子どものいる家庭よりも、ペットを飼育する家庭のほうが多いのです。ペットの飼育環境がよくなったこと、ペット共生型住宅の増加、高齢化や少子化におけるコンパニオンアニマルの存在が高まったことなど、「ペットブーム」のひと言ではすまされない、さまざまな時代背景とともに、“飼う・飼われる”の関係から、“家族・パートナー”という存在に変化してきたのです。
少子化問題は解決しないといけない大きな問題ではありますが、この数字をあらためて見ると、ペットを必要としている家庭が多いことに気づかされると思います。
ペットは大切な家族です。せっかくわが家にやってきたかわいい家族を、これからももっと大切にしていきたいですね。これまでは人間向けに展開されていた製品やサービスがペットへもたくさん展開されています。便利な製品やサービスを生活に取り入れれば、ペットたちの暮らしもより快適になると思いますが、まずは飼い主である私たちが、これからも変わらぬ全力の愛情を注いでいくのが、なによりもペットたちのいちばんの幸せであることは忘れないでおきたいですね。
※1 2014年全国犬猫飼育実態調査(一般社団法人 ペットフード協会調べ)
※2 人口推計(平成26年(2014年)10月確定値,平成27年3月概算値 平成27年3月20日総務省統計局公表)
※3 「国勢調査」による人口及び「人口推計」による人口より(2014年4月1日現在)