インフォバンクは、一般投資家向けに投資教育や金融情報をインターネットで提供するサービスを開始した。基本的には誰でも無料で利用できるが、ユーザー登録（無料）しなければ閲覧できないものもある。

　 資産運用に関して、株式、債券、投資信託、保険などの金融資産をはじめ、不動産など非金融資産も含めた各商品・マーケットに関する情報やデータをチャートなども織り交ぜて提供。実際の運用に関わる意思決定にあたっては、ライフプランニングやアセット・アロケーション（資産配分）、ポートフォリオ（資産の中身）管理などの資産運用支援ツールも用意する。

　 投資教育では、社団法人証券広報センターの監修で「インフォバンク投資教育講座」として金融商品や投資について解説する。現在、一部利用できないサービスもあるが、12月にはすべてのメニューを開設して本格的なサービス展開を図っていく。

　 一方、12月からは一般投資家向け以外にも証券会社など金融機関の社内LANを通じたイントラネットでの情報提供も開始する予定。確定拠出型年金を導入する企業に、従業員向け情報を提供していく見込み。このイントラネットサービスでは、日立国際電気（6756）がシステム構築や保守・メンテナンスサービスを行う。

　 インフォバンクは2000年2月に資本金2億3,000万円で設立された。出資企業はアーティス・コーポレート・エンジニアリング、実栄キャピタル、日立国際電気、住友電工（5802）、ケン・コーポレーション。