＜マザーズ＞
　 リキッド（4740）がストップ安水準まで値を切り下げたものの、結局商いが成立せず取引終了。前社長の逮捕を引続き嫌気、本日は取引先との関係が見直される懸念なども高まった模様だ。昨日新規上場、初日売り気配のまま取引を終了していたアイシーエフ（4797）は本日も値付かず。2日連続売り気配のまま終了するという異常事態になっている。オンザエッヂ（4753）、日本CG（4787）が一時ストップ安と急落、業績の下方修正を発表したメッツ（4744）も大幅安で上場来安値を更新した。一方、スカパー（4795）は急反発、当面の公募組の売り一巡などの見方からリバウンド期待が強まっている。

　 ＜ナスダックジャパン＞
　 ダイナック（2675）が新規上場、サントリー関連会社初めての株式公開ということで注目する向きもあったが、IPO市場の極端に悪化した地合いには抗いきれず公募価格割れのスタートっとなった。初値は450円で公募価格500円を下回り、その後も公募価格を越えられずに初日の商いを終了した。まぐクリック（4784）が連日のストップ安売り気配、3日で43％の下落となっている。昨日上場来安値を更新したディジット（4786）も一時ストップ安と大幅続落、イー・トレードも5日続落ときつい下げ。

　 株式会社フィスコ　アナリスト佐藤勝己