新映像産業推進センター（HVC、理事長・森下洋一松下電器産業会長）とマルチメディアコンテンツ振興協会（MMCA、会長・中村雅哉ナムコ会長兼社長）の2財団法人は26日、2001年4月に合併して「デジタルコンテンツ協会（仮称）」として新発足すると発表した。両者は、いずれも通産省所管の団体で、HVCは電機メーカーなどを中心に81社が加盟、MMCAはソフトウェア会社など163社が加盟している。

　 HVCは「ハイビジョン普及支援センター」として1988年に発足、98年に現在の名称に変更していた。おもにハイビジョンなど高精細の映像コンテンツの振興に取り組んできた。また、MMCAは、おもにコンピューターで利用されるマルチメディア関連のコンテンツ産業の振興を図ってきた。

　 ブロードバンド（広帯域）の通信・放送時代を迎え、双方のコンテンツはデジタルという点で融合されつつある。このため、合併して産業や技術の振興をより強力に進める体制とする。