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第1回 日常生活にふみこんだマイクロソフトの新しい提案とは
マイクロソフト株式会社
製品マーケティング本部 Windows製品部
クライアント グループ プロダクトマネージャー
篠田 尚平 |
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最近、マイクロソフトの動向がどうも気になる……。PCショップに行けば、店頭でキャンペーンをやっており、CD-ROM付きの小冊子を配っていた。同じものを書店でも見かけ、さらには最近PCを購入した友人宅にダイレクトメールで届いたという。また、同社ウェブサイトにおいても、これまでとはひと味違ったキャンペーンをやっている……。マイクロソフトは一体何を始めたのであろうか? 気になる取材班は、マイクロソフト株式会社、製品マーケティング本部クライアントグループ プロダクトマネージャーの篠田尚平氏に話をうかがった。
「Windows XPをもっと使いこなしていただこうという主旨で、“デジタル・エブリデイ”というキャンペーンを今年の3月より始めました。もともと同じ内容のキャンペーンを、Amazing Windows Experience Campaignという名のもとで1月より、アメリカを始めとする全世界でやっているのですが、それを日本のユーザー様に、よりわかりやすくしたものが、このデジタル・エブリデイです。」と篠田氏はいう。
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▲「experience room」 |
このキャンペーンはWindows XPの豊富な機能の中で、デジタル・メディア関連のものを重点的にクローズアップしている。それらは、Windows Media Player 9 シリーズ、Windows ムービーメーカー 2、マイ ピクチャ、Windows Messenger、Internet Explorerという5つの機能だ。しかし、これらの機能名を前面に打ち出していないところが、このキャンペーンの特徴ともいえる。
篠田氏はさらに語る。「メールやWebブラウジングだけでなく、日々の暮らしにおいて、もっとパソコンを活用することで、より簡単で、便利に、楽しく、実りのある生活をするための一提案を、デジタル・エブリデイでは紹介させていただいております。そのため、音楽を聴く、映像を楽しむ、写真を管理する、といったように、まずはユーザー様がお使いになるシーンを提示しています。」
今後、雑誌媒体を中心に展開される広告の一部を篠田氏に見せて頂いた。その内容が実にユニークなので、紹介してみたい。ひとつめが散らかった若い男性と思しき部屋……主人公は見るからに音楽が好きそうな感じ。ふたつめがリビング……ここにはデジタル・ビデオ・カメラがある……休日にお父さんがビデオ編集でも始めるのであろうか。3つ目の舞台がキッチンだから主人公はお母さん?……食卓の上にはデジタル・カメラを確認。そして4つ目が洒落た感じの女性の部屋……キャッチ・コピーに“コンパの反省を~”とあるから、おそらく主人公はOLであろう。このように広告は、4つのシチュエーションごとに登場人物を設定し、ストーリーが用意されている。日常的な風景を描いた、この広告はPC業界としては珍しいもので、今後、注目を浴びることは間違いないであろう。
さらに、小冊子やウェブ・サイトにおいても、前述した5つの機能をそれぞれが使用するシチュエーション別に分けて、ストーリー仕立てで紹介している。そのストーリーだが、これが分かりやすくて読み物としても非常に面白い。また、チュートリアルも付いており、それを見ながら実際に使用することもできて便利だ。これらの内容は、http://winxp.jp/で閲覧することができる。また、このキャンペーンは短期的に終了するものではなく、継続して行なわれるという。デジタル・エブリデイの今後の動向、しばらく目が離せそうにない。 |
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