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2024年8月30日   [各種サービス、インタビューなど]  [ゲーミング

ドスパラ「GAME アドバイザー」が伝授!ゲーミングデバイスの選び方

 ここ数年、ゲーミングデバイスは大きく市場が広がり、これまでにない幅広い製品が登場している。選択肢が多いのは喜ばしいことだが、その反面、どれを選ぶべきかを考えるのも難しくなっている。

 そんな中、ドスパラではゲームに精通したスタッフとして「GAME アドバイザー」が在籍しており、PCだけでなくゲーミングデバイスを購入する際にも適切なアドバイスをしてもらえる。今回はGAME アドバイザーに『各種ゲーミングデバイスの選び方』を紹介してもらった。

“ゲーマー”視点のアドバイスで頼れる存在「GAME アドバイザー」

  • ドスパラ秋葉原本店に在籍するGAME アドバイザーの一人である登坂祐大氏

 さて、以前のドスパラでGO!でも紹介した通り、GAME アドバイザーはドスパラ店舗スタッフの中でもPCゲームに精通した特別なスタッフだ。選定された複数の人気タイトルの一定時間以上のプレイが課されているだけでなく、各ゲームにおける推奨PC構成や配信/動画編集の知識まで、案内に必要な知識を備えるなど、社内の基準や研修をクリアしたスタッフが特別に認定される、いわば“ゲームとPCのスペシャリスト”だ。

 実際に接客で案内する際には、プレイするゲームやPC周りの環境などをヒアリングした上で、ピッタリのデバイス選びをサポートしてくれるのだが、今回はその実例として、各デバイスの大まかな種類や選ぶ上でのポイントについて伺ってみた。

ゲーミングキーボードはコンパクト志向に

  • GALLERIA esports Loungeで人気というロジクール「G913 TKL」

 まずは、多くの製品が発売されているゲーミングキーボードの選び方について。

 キーボードを選ぶポイントの1つ目は、「キー数と大きさ」。キーボードとマウスを組み合わせてゲームする場合、キーボードの横幅によってマウスの操作スペースが大きく変わってくるためだ。

 キーボードの大きさは、テンキーまで備えたフルサイズレイアウト、テンキーを省いたテンキーレスレイアウト、さらに省スペース化した60%レイアウトの3つに大別できる。

 最近では、大きなデスクを置きづらい日本の住宅事情なども相まって、マウスの操作スペースを広く取れるため、テンキーレスや省スペースのコンパクトなモデルが人気だという。

  • 上からフルサイズ/テンキーレス/60%のサイズ

 ポイント2つ目は、「キースイッチの違い」だ。ゲーミングキーボードで主流なのは、バネと機械的な接点を持つメカニカルキースイッチで、動きの特性によっていくつかの種類がある。

 リニアスイッチは、押し始めから底まで滑らかに動くのが特徴。バネの重さやスイッチが反応するポイントの違いで、赤軸/黒軸/銀軸などの種類がある。クセがないのでゲームを選ばずに使え、文章入力やプログラミング用途にも向いているという。登坂氏によれば、FPSプレイヤーではリニアスイッチを選ぶプレイヤーが多いとのこと。理由は、押し込みが軽く接点までの距離も短いため、直感的なキャラクターコントロールがしやすかったり、長時間タイピングしても疲れないことの他に、打鍵音が静かなのでプレイ中のボイスチャットに入りづらいことが挙げられる。

 一方のタクタイルスイッチは、スイッチの判定部分で重さが変化し、オン/オフが明確なのが特徴。クリック感の強さで茶軸/青軸といった種類がある。リニアスイッチと比べて明確な押し心地なので、MOBAゲームなど、反応速度以上に入力ミスを避けたいシーンに向いているという。また、青軸はクリッキーと呼ばれることが多く、押したときに「カチッ」と音が鳴るのが特徴。

 登坂氏によれば、茶軸は仕事やゲーム向け、青軸は打鍵感を重視する人にオススメとのこと。

 ちなみに、初めてのキーボードではタクタイルスイッチを選ぶ人も多いのだとか。“メカニカルキーボードらしさ”を味わえる打鍵感が人気のようだ。

  • スイッチの種類

 またキースイッチの違いとして、高さが異なる「ロープロファイルスイッチ」も存在する。高さを抑えたスッキリした外観も特徴だが、押し込める深さも浅くなっているため、ノートPCなどのキーボードから移行しても違和感が少ないという。また、キーが浅いため体感上の入力遅延が少なく感じるという利点もあるという。

 なおロープロファイルスイッチにも通常のスイッチと同じように、リニア/タクタイルの区別もある。

 最近では、入力の検知に機械式接点ではなく、磁気などを用いることで、従来は実現できなかった入力精度を実現する「ラピッドトリガー」機能を備えたスイッチも登場している。従来スイッチのキーボードと比べると価格は高めで、初心者が購入するには少しハードルが高いものでもある。

 登坂氏によれば、『VALORANT』をはじめとする一部のFPSタイトルでは非常に効果的。しかし「プレイするゲームによっては効果を実感できないという場合もあるので、迷ったらGAME アドバイザーへ相談してみてほしい」(登坂氏)とのこと。

  • 磁気検知式のキースイッチ。外観は従来のメカニカルスイッチと変わらないが、磁石を内蔵しラピッドトリガー機能に対応している

軽量化競争で50gが当たり前に!?ゲーミングマウス選びは“形”がポイント!

 ゲーミングマウスも、キーボードと同様に多くの選択肢があるデバイスだ。

 ここ数年のゲーミングマウス市場では、ワイヤレスと共に軽量化がトレンド。特にシューティングゲーム向けの3ボタン/5ボタンマウスでは、50~60g台のモデルが各社から登場している。

 登坂氏によれば、重さは疲労度に影響するため、軽いマウスは長時間のゲームプレイに向いているという。

  • エルゴノミクスデザインで44gのSprime「PM1」のような超軽量マウスも

 しかし登坂氏は、マウス選びでは重さよりも“大きさと形状”が大事だと語る。

 マウスの持ち方は人それぞれで、自然に持てるマウスを選ぶことがポイント。手に合わなければいくら軽くても持っていて疲れてしまうので、大きさと形状を重視すべきというわけだ。

 さて、マウスの形状としては大別すると、左右対象とエルゴノミクスの2種があるが、いずれの形状でも各社各モデルで大きさは様々。GALLERIA esports Loungeを含む、一部のドスパラ店舗では、手の大きさに合わせマウスの大きさを選ぶ目安となるガイドも用意されている。

  • 左右対称/エルゴノミクスを問わずマウスの大きさは色々
  • 一部ドスパラ店舗では目安となるガイドも用意されている

 形状の違いにおいては、左右対称/エルゴノミクスに加えて、全高や“頂点の位置”の違いもある。手の大きさや持ち方によってフィットする形状は千差万別だ。

 また一般的な5ボタンマウスよりも多数のボタンを備えたモデルもある。こちらはMMORPGなどのプレイヤーにオススメとのこと。

 持ち方が個々人で異なるため、ある意味マウスはキーボード以上に選ぶのが難しいアイテムだが、「GAME アドバイザー」に相談すれば、その場で実際にマウスを持っている様子を見たり、プレイするゲームなどのヒアリングをしたりした上で、最適なマウスを選ぶアドバイスをもらえる。

 ベストな1台を見つけるために、是非店舗に足を運び相談してみて欲しい。

ヘッドセットは軽さも大事!イヤホンという選択肢を選ぶ人も

  • 多くのヘッドセットが販売されている

 最後はヘッドセットの選び方について。

 ヘッドセットにおいては、ゲームの音を聞き取れるかどうかは重要なポイントだ。しかし登坂氏によれば、ゲーミングヘッドセットとして販売されているものは、価格帯によって差はあるものの、音の面では一定の水準をクリアしているため、音で製品を選ぶのは少し難しいとのこと。

 その上で選ぶポイントとなるのが“重さ”だという。「個人的な目安だが320g以下の重さは疲れにくい」のだそうだ。

  • バッテリーを内蔵するワイヤレスヘッドセットながら200gを切る、ロジクール「G435」のような軽さ重視のモデルも

 また最近ではヘッドセットではなくイヤホンを選ぶゲーマーも増えているという。ゲーム用途の場合、バッテリー駆動時間や遅延などの関係から、ヘッドセットとは異なり有線タイプのものが主流だというが、インイヤーの構造による夏場でも蒸れない装着感や小さな音を聞き取りやすい遮音性などが主だった理由だとか。

 ヘッドセットと違いマイクは非搭載の製品も多く、単体マイクと組み合わせて使われることも多いという

  • オーディオメーカー製のイヤホンも選ばれるとか
  • 単体マイクと組みあわせて使われている

“自分にピッタリ”なデバイスを探すなら知識豊富な「GAME アドバイザー」にお任せあれ!

 「GAME アドバイザー」による、ラインナップ豊富なゲーミングデバイスの選び方の実例を紹介してきたがいかがだろうか。実際にゲーミングデバイスに興味があるゲーマーであれば、参考になったポイントも多いはずだ。

 何を選べばいいか具体的に分からない、まだ自分だけで選ぶのは難しいという初心者の方は、ドスパラ店舗に足を運び「GAME アドバイザー」に相談するのをオススメしたい。もちろんベテランプレイヤーにとっても、スペシャリストによるアドバイスは役立つもの。新たなデバイスでさらに実力を伸ばす突破口が見つかるかもしれない。

 ドスパラの「GAME アドバイザー」は、的確なアドバイスであなたにピッタリの1台を選ぶ⼀助となってくれるはずだ。

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