ドスパラでGO! with AKIBA PC Hotline! | Impress Watch

ドスパラでGO! with AKIBA PC Hotline! ドスパラでGO! with AKIBA PC Hotline!
2024年12月27日   [各種サービス、インタビューなど

手ぶらで即配信もOK。ドスパラの配信レンタルルーム「プレイスタジオ」でYouTubeの収録をしてみた!

 ゲームのプレイ実況動画は今やメジャーな人気コンテンツ。ゲーム機と簡単な機材があれば始められるものの、人気配信者のように美しいゲーム画面を表示できるゲーミングPCや、高音質で扱いやすい配信機材、そして家族やお隣の家から苦情を言われない、しっかりとした防音環境を揃えることは簡単ではない。

 そうした“ちょっと高めのハードル”を一気に下げてくれるのが、ドスパラが一部店舗で展開している「プレイスタジオ」。これは、防音性に優れた個室環境で「配信に/遊びに夢中になれる」レンタルスペースのサービスで、防音スタジオと高性能なゲーミングPC、配信機材などが一式となったものだ。2024年12月現在、群馬県のドスパラ前橋インターアカマル店「ドスパラ前橋プレイスタジオ」と、ドスパラ長野稲里店「ドスパラ長野プレイスタジオ」の2店舗に設置されている。スタジオの利用料金は、1時間・1人あたり250円と格安。カラオケボックスのような感覚で利用できる。

  • ドスパラ前橋インターアカマル店にある「ドスパラ前橋プレイスタジオ」でPADの収録を行ってきた!!

 そんなプレイスタジオの使い勝手はどんなものだろうか? AKIBA PC Hotline!公式YouTubeチャンネル「PAD」では、ドスパラの「自作PC組立代行サービス」を紹介する番組の収録を、ドスパラ前橋プレイスタジオで行ってきた。その際の模様を交えて、プレイスタジオの魅力をお伝えしよう。

【同スタジオで実際に収録した動画はこちら!】
ドスパラがあなたに代わって好きなパーツでマシンを作ってくれる!「自作PC組立代行サービス」は想像以上にいたれりつくせりの夢のサービスだった

さまざまな“体験”ができるドスパラ前橋インターアカマル店

 まず、前橋プレイスタジオのあるドスパラ前橋インターアカマル店を簡単にご紹介する。同店は、関越自動車道前橋ICからほど近く、国道17号線に面した複合商業施設「アカマル」内にある店舗。ドスパラが取り扱うPC(BTOオーダーや即納モデルも)、PCパーツ、各種周辺機器などを幅広く販売するほか、ドスパラが実施している各種サービスや中古買取の相談・受付までのすべてを取り扱っている。

  • 自動車やバイク整備ショップなども入る「アカマル」内に入っている前橋インターアカマル店。“体験”も重視した楽しい店舗だ

 郊外型のPCショップということで、秋葉原にあるようなPCショップとは店舗周辺の趣も若干異なっているが、来店するユーザーも、コアなPCファンだけでなく、ライトなユーザー、親子連れなどのファミリー層の割合も高いとのこと。広い店舗を活かした陳列に加え、マウスやキーボード、ゲーミングデバイス、ヘッドセットなどの試用ができるコーナーが設けられているなど、“体験”にも注力した展開になっているのも特徴だ。

  • PCパーツ、即納のPCはもちろん、BTOやPC組立代行などの各種サービスにも対応

 そんな同店に常設されているレンタルスタジオとなると、いったいどういう用途に利用されているのか聞いてみたところ、施設の特徴を活かした動画収録や配信での利用はもちろん、「周りを気にせず、存分にゲームをプレイしたい」、「友人と集まってゲームをLANパーティ的に楽しみたい」という利用者も多いという。性能の十分なゲーミングPCとインターネット回線があってしかも料金は1人1時間250円とリーズナブル、ということなら、そういったパーソナルな使い方も気軽に楽しめるというもの。施設の名前として「プレイスタジオ」と銘打っているのは、幅広い用途に活用してほしいという思いも込めてということだろう。

ゲーミングPCが全室完備!OBSやStream Deckも使える充実装備

 それではレンタルスタジオの内部を見てみよう。スタジオは、店舗の奥側に6室設けられており、受付などはレジカウンターで行う。部屋は全室防音仕様で、内外の音を完全にシャットアウトするものではないものの、常識的なレベルであれば隣の部屋の声が、売り場、あるいは隣室の配信や収録に影響するほど漏れることはない。

  • スタジオは2種類。こちらは6名までのグループルーム
  • こちらは1~3名用のシングルルーム
  • 前橋プレイスタジオのルーム構成

 各ルームに備え付けの機材は、重量級のPCゲームもプレイできるスペックのGALLERIAのデスクトップPC+ゲーミングモニターのセットのほか、マイクとミキサー、Webカメラ、PCデスク&ゲーミングチェアなど。配信時の画面切り替えに便利で配信者の必携デバイスとも言えるElgato「Stream Deck」も数に限りはあるがレンタル可能と至れり尽くせり。配信や収録で必須のアプリ「OBS Studio」も全室導入済みで、音声回りも基本的なセッティングが行われているとのことだ。プレイしたいゲームのアカウントは自分で用意しておく必要があるので、そこだけは忘れないようにしておきたい。

  • PCを利用した「ゲームプレイ配信」に必要な装備は各部屋に完備
  • ハイエンド級のゲーミングPC&ゲーミングモニターでプレイも快適
  • Stream Deck Mini、ビデオキャプチャユニットもレンタル可能

 機材やアプリが必要十分なものが揃っているので、ゲームプレイの配信であれば、手ぶらでプレイスタジオに赴いて自身の身の回りや遊ぶゲームの準備を済ませれば、すぐにでも配信がスタートできてしまいそうな手厚さと手軽さ。ゲームプレイ実況のような内容で、ワイプに人の顔を入れるという程度であれば、ルーム常設のWebカメラとマイクだけでも十分なクオリティになりそうだ。

 また常設の装備のほかにも、追加の照明セット、4K対応のビデオカメラ、「うたってみた」系コンテンツ向きのヘッドホン&マイクなどを店舗から借りることも可能。経験を積んで装備を拡充させれば、配信・収録の内容や構成など楽しみ方の幅はさらに広がりそうだ。

 さらに、自分で用意したちょっとこだわった機材を使いたいということであれば自前機材の持ち込みも可能。実際、PADの出張収録では、実際にブース内でゲームをプレイするような内容ではなくトーク中心の収録だったため、スタジオという空間、常設のデスクや照明などを活かしつつ、普段から使用している撮影用カメラ+三脚、ピンマイクと録音装備一式を持ち込んで使用している。

部屋のサイズは2パターン。ちょっとした規模の配信/収録にも対応

 今回の収録では、定員6名の“グループルーム”を利用し、出演者が3名、カメラ+音響スタッフが2名、加えて取材スタッフ1名がスタジオ入りした。カメラは固定1台+手元なども撮影できるものが1台の2台体制でいずれも三脚を使用し、トークの主役となるデモPCも加わるため、それなりにスペースが必要な構成。しかし、ルーム自体はこの人数と機材でも手狭というほどではなく、常設のPC+デスクを移動したり片付けたりする必要もない。

  • 収録セッティング途中のグループルームの様子。三脚を広げるのも余裕
  • 本番ではもう1セットカメラが入ったが、2カメラ体制でもOKなスペースだった

 一方、収録には使用しなかったシングルルームだが、こちらはひと回り小さく定員は3名。スペース的には定員いっぱいでもゆとりは十分で、常設PCは1台だが、出演者2名+カメラほかスタッフ1名、という人員がムリなく配置できる。ソファとテーブルも備え付けられているので、雑談生配信や長時間利用の際でもかなりのんびりと余裕をもって過ごせるだろう。

 全6室のルームはそれぞれ雰囲気の違う壁紙がセットされており、そのままでも十分に雰囲気のある映像になりそうだが、全室に装備のクロマキー合成用スクリーンも用意されているので、グリーンバックを使った背景合成も楽々。また、売り場に面したシングルルームはガラス窓付きで、カーテンを開け放てば売り場を一望できるので、店内を背景にしたり、公開収録風に仕立ててみたりという演出にも利用可能だ。これらの設備や装備を利用すれば、いろいろな絵作りが可能になるだろう。

  • ルームにはソファも。プレイ/配信の合間のリフレッシュや、PC前を離れたシーンで撮影、といった使い方も
  • 各ルームにはグリーンバックも完備。元々の背景を使うのも、クロマキー合成を活かすのも自在

 配信や収録をするための“場所”の確保はなかなか難しいが、“道具”の準備はそれに比べればちょっとハードルは低め(とはいえ、こだわりだしたら深い沼ではあるが……)。配信や動画収録にチャレンジしてみたい、せっかくやるからはステップアップしていきたい、しかも機材集めが大好きだ、という凝り性な人なら、プレイスタジオを自分の拠点にして趣味の配信・動画録画をしつつ、機材面を徐々にパワーアップというステップアップ、というのも楽しみ方の一つかも!?

 なお、各ルームには、Razer、Logicool、Steele seriesのマウス/キーボード/マウスパッド/ヘッドセットが常設されているほか、レジカウンターにお願いすれば店内で試用できる各種ゲーミングデバイスやマウスパッドをルーム内で試用することも可能とのことだ。

  • ゲーミングキーボード/マウス/ヘッドセット/マウスパッドのセットも常設。手ぶらで遊びに来てもちゃんと人気メーカーのデバイスでプレイできるのはうれしい
  • 前橋インターアカマル店は各種ゲーミングデバイスの試用スペースも設置
  • マウスパッドまで試せるのはなかなかおもしろい
  • スタジオ設置店だけに、配信用機材の販売も充実

“場所の確保”をサポートしてくれるのが魅力のプレイスタジオ

 配信や動画収録といった“場所”も“機材”も必要な用途は、かつてに比べれば簡単になったといってもPCの活用法としてはハードルは高め。単に場所を提供してもらうならカラオケボックスやレンタルスタジオ、防音の強力なレンタルルームなどという選択肢も考えられるが、ドスパラのプレイスタジオにはPC関連のパワフルな機材がすべて揃っているのが大きなメリットで、PCを絡めた配信・収録を行うには最適な施設だ。

 「ちょっとやってみたいな」という気軽さで挑戦してみる、あるいはパワフルな装備でじっくり・仲間で集まってワイワイと周りを気にすることなくゲームを楽しみたい、そんな用途にぜひ活用してみていただきたい。

ドスパラのホームページ
https://www.dospara.co.jp/

ドスパラ前橋インターアカマル店
https://www.dospara.co.jp/shop/maebashi.html

前橋プレイスタジオ
https://www.dospara.co.jp/shop/maebashi-playstudio.html

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