明るさ100段階 & 色温度60段階に調整できる安価な定常光カメラライトを試してみた、USBと乾電池の給電に対応
今回紹介するアイテムは「乾電池&USB給電両対応 調光機能付き定常光カメラライト DN-916058」。上海問屋にあるライト群のなかで2,780円ながら細かい調光機能に対応し、物撮りやビデオ会議用ライトに向き、初回入荷分は瞬殺だった製品だ。
明るさと色温度を細かく調整できるハンディサイズのボックス型ライト
本製品はボックス型で、サイズは75(縦)×118(横)×32mm(厚み)、重量は乾電池を非搭載の状態で約109g。おおよそハンディサイズのライトになる。電源は乾電池に加えて、USB駆動にも対応(乾電池は別売)。
またボディはプラスチック製になっており、乾電池で動作させた場合のバッテリーライフは約2.5時間。なお、ニッケル水素電池でも動作するが、電池ボックスの蓋がやや閉まりづらい場合があるようだ。単3アルカリ乾電池を使用するのがいいだろう。
ライトと調光を見ていこう。カタログスペックでの照度は最大1,480Lux、色温度は2500~8500Kに対応。
調光は背面にあるボタンで行ない、明るさは1%ずつ調整でき、1~100%で選択できる。色温度は100Kずつ細かく調整でき、これらが本製品の強みだ。なおLEDは白色と暖色系の2種が交互に配置されており、色温度や明るさによって点灯するLEDが変化する。
実際に使用してみると、光が安定しており、色温度の値でおおよそ設定を詰められる人であれば使い勝手をよく感じるだろう。もちろん、設定した値に対して多少のズレはあるが、上記したように100Kずつ調整できるため、使用頻度が高いであろう4600K~6500Kであれば困ることはなかった。
室内用の撮影ライトとしては価格以上の使い勝手であり、上海問屋らしいアイテムといえる。また本体には三脚用のネジ穴や3ヶ所にシューマウントがあり、手持ちのアイテムとの組み合わせもやりやすい。
照度は最大1,480Luxとなっているが、ビデオ会議用ライトとした場合は明るさ100%が基本になる。ちょうどウェブカムくらいの距離で都合がいい明るさともいえる。物撮りの場合でもシャドウを起こす目的でもなければ100%のままでよく、思いっきり明るさを稼げるほどではないと覚えておこう。よって、屋外や出先などの撮影であれば、とりあえず準備しておくと役に立つことが多い系のアイテムだ。
明るさについては、本体正面にあるディフューザーがやや肉厚であるのも影響している。この点は分解がしやすいため、ディフューザーを外し、その代わりにトレーシングぺーパーをセットしてみるのもアリ。
ビデオ会議からオークション用の撮影、またはソーシャルフィードへの投稿などにも活用できるLEDライトだ。上記しているように色温度の変更幅が大きく、また光源としても安定しており、価格以上の使い勝手を体感できるだろう。とりあえず、本製品があると何かと都合がいいので、在庫がなくなる前にポチってOKだ。
乾電池&USB給電両対応 調光機能付き定常光カメラライト DN-916058
https://www.dospara.co.jp/5shopping/detail_parts.php?ic=473803&lf=0
製品担当者のこだわりポイント
手頃な価格でありながらも、微調整ができる点がとても良いです。
乾電池とUSB給電の両方に対応しており、屋内外問わず電源の確保に困りません。初心者の方にも扱いやすく、また本格的な撮影用照明をお持ちの方も、サブ用にお持ちいただくと、いざという時に役立ちます。