スマホに貼り付けるワイヤレス充電パッドを試してみた、充電中も邪魔にならず快適操作
今回紹介するアイテムは、「Qi対応吸盤固定ワイヤレス充電器(10W対応) DN-915991」。スマートフォンの充電時にケーブル取り付けが面倒、もしくは充電しながらの横持ちに支障がある場合に便利なQi対応充電器だ。
販売価格は税抜き1,399円(税込1,538円)。
吸盤でスマートフォンの背面に取り付けて使用する円形のQi充電器
本製品は、直径57mmの円形Qi充電器になり、吸盤でスマートフォンの背面に取り付けて使用する。
使い方については説明書が同梱されているが、使用するスマートフォンのコイル位置さえ分かっていればいいくらいだ。ほとんどのQi対応充電器はスタンド型であるため、今回の製品では操作しながら充電できるというメリットが分かりやすい。
厚みは吸盤を除くと約5mm。背面は放熱とデザインのためか、光沢系で反射率の高い部材を採用している。また円形の本体から伸びたケーブルの先にコントローラがあり、電源用のUSBケーブルをそのコントローラに接続する仕組みだ。充電には付属のUSBケーブルと別売りのUSB - AC充電器を使用する。
本製品は最大10Wの出力にまで対応しているが、充電器側はQuickCharge 2.0以上の対応が条件。iPhoneの場合は、最大7.5Wになるため、最大10Wでの充電はAndroidのみになる。また充電中はコントローラの青色LEDがゆっくりと点滅するのだが、低輝度であるため、気になることは少ないだろう。
本製品のメリットは冒頭で触れた通り、スマートフォンを充電しながら使用できることだ。縦持ちでも横持ちでも吸盤固定であるため、本体サイズの影響を受けず、横持ち時にありがちなケーブルが邪魔になることもない。
またケースを装備している状態でも同様であり、ケースを装着したまま使用できるQi充電器が欲しかった人にもいいだろう。もちろん、ケースの材質や厚みによっては非対応となるのだが、ポリカーボネートやTPU、シリコン、レザーであれば問題ないことが多いハズだ。2019年以降のケースは、無接点充電対応について記載していることが多いため、不安であれば事前に調べておくといいだろう。
さて。以前に紹介した「アルミ合金製3関節モバイルスタンド DN-915981」。これと本製品を組み合わせることもできる。高さ328mmまで伸ばせるQi対応スタンドが見当たらないためだ。
シートタイプでスタンド側に貼り付けられるような製品があればいいのだが、放熱や制御面が不安であるため、本製品がほどよいと判断した。本製品の吸盤を外して、スタンドに固定してしまってもいいだろう。
使い勝手のいいQi充電器だ。よくあるスタンド型とは異なり、充電しながら手に持てるほか、縦横も気にしなくて良くなる。出先で使用するというよりは、自宅での運用中心になるだろう。テレワークで作業中にスマートフォンはスタンドに立てかけっぱなしであれば、本製品はとても相性がよく、大変オススメだ。
Qi対応吸盤固定ワイヤレス充電器(10W対応) DN-915991
https://www.dospara.co.jp/5shopping/detail_parts.php?ic=467333&lf=0
製品担当者のこだわりポイント
ワイヤレスがメリットのQi充電器をスマホに貼り付けてしまうという、一見本末転倒なところがちょっと面白い製品です。
でもこれにより充電中でも手に持って操作ができますし、ポートを塞がないので周辺機器をつないだりするときに意外と便利なんです。あと見た目がたこ焼き器に似てるのも良いと思います。