2,000円チョイでも結構いい音! EDMやロックにちょうど良いグラフェンダイヤフラム採用イヤホンを試す
今回紹介するアイテムは「グラフェンダイヤフラム採用ダイナミックイヤホン DN-915968」。コアな上海問屋イヤホンファンにはお馴染みだが、たまに出現するアンダー3000円で妙に性能のいいイヤホンになる。販売価格は税抜き2,180円だ。
低音のバランスがよく、高音もけっこう出るイヤホン
本製品は10mmダイナミックドライバを搭載するイヤホンで、ケーブル構成はY字型になる。黒基調でハウジングはやや透明で、光を入れてみると内部構造を確認可能だ。
掛け方はよくあるSHURE掛けタイプ。カタログスペックを見ると、再生周波数帯域は20Hz-20kHz、音圧感度112dB、インピーダンス22Ωとなっており、マイクも備えている。付属品はイヤーピース。
価格帯にしてはしっかりしたパッケージだけでなく、ツイストケーブルであったり、SHURE掛けしやすいようにチューブが用意されていたり、遮音性の高い付属イヤーピースというように本体も堅実な作りだ。
出音については、「グラフェンダイヤフラムにる硬質で引き締まったサウンド」と上海問屋サイトに記載されているが、電子ピアノがほどよい硬さで響く。また低音のバランスもよく、高音もけっこう出るとドンシャリといえば、ドンシャリになるが、ザクザクと耳に刺さる感じがない。ダンス系に長く採用されているおねーさんがフォー!というSEがおもっきり前にきていても痛くないで通じるといいのだが。
中音域はやや奥まるジャンルもあるが、ロックやEDMを軽く聴きながら他のことをする用にちょうど良い。TPS以外のゲーム向きでもあり、お出かけ用としてもほどよいだろう。ロックについては、ハードロックまでで、メタルには不向き(プログレメタルは例外的に合うかもしれないが、好みがきっぱり分かれそうだ)。なおマイクはオマケレベルなので、テレワークの保守にはならないだろう。
販売価格が税抜き2,180円ながら、いい感じの音を聴かせてくれる。
COVID-19に伴う対応の関係で試聴がなかなか難しい状況となっているが、耳疲れがしにくく、高音が刺さる感じもないと、ダラダラと聴く用にほどよいだろう。
同社の通販サイトで乾電池やクランプなどを購入するついでに、本製品もいっしょにカートにいれてもいいくらいだ。
グラフェンダイヤフラム採用ダイナミックイヤホン DN-915968
https://www.dospara.co.jp/5shopping/detail_parts.php?ic=465452&lf=0
製品担当者のこだわりポイント
グラフェンダイヤフラムによる硬質なサウンド。力強くそれでいてキレの良い低域が聴いていてとても気持ちが良いです。
刺激強めのドンシャリ系でEDMなどに最適ですが、ボーカルがしっかり定位してくれるのでロックもばっちりいけます。テンション上げていきたいときに良いですね!