小物の撮影に便利な折り畳み式撮影ボックスを試してみた、円形LEDで配光を気にせず使用可能
今回紹介するアイテムは「円形LED搭載 小型撮影ボックス 明るさ・色温度調節機能付き DN-915952」。2020年もいつも通りの上海問屋ネーミングルールだ。販売価格は税抜き1,280円(税込1,408円)。
真上からの撮影にも対応した折り畳み式の撮影ボックス
本製品は小型撮影ボックスである。展開して組み立てた状態のサイズは、縦230×横220×高さ240mmで、小物向けとなっており、スマートフォンなど手のひらよりも少し大きいものはアングル次第で収まるといったところ。
パッケージは掲載する写真の通り、キャリングポーチに入った状態で販売されている。とくに取り付けるものもないため、極端にいえば、開封して即使えるほか、折りたたみ時は高さが20mmほどになるため携行もしやすい。もちろん、使用しないときの収納もやりやすく、導入はしやすいだろう。
組み立ては展開すると差し込み式だと分かる。ボックス形状を作るには問題ないのだが、経年劣化はやや早いと思われる。そのため、マジックテープを貼り付けてみたり、ネオジム磁石で固定してみたりとDIYも視野に入れておくといい。
LEDは天井部に円形配置されている。LEDの総数は72基と多く、10段階の明るさ調整と色温度を6500K/5000K/3200K変更に対応する。明るさは、24~26ルーメンとなっているが、まずはもっとも明るい設定で慣れていくといいだろう。
色温度は総じて安定しており、5000Kに設定してスマートフォンで撮ってみるとCRI(Color Rendering Index)もそれなりに高いと分かるハズだ。
実際に使用してみると、色温度5000Kが無難に扱いやすく、色も安定している。また明るさについては9段階目もしくは、10段階目にしておき、カメラやスマートフォン側の設定を変更するといいだろう。
光沢のある物体のときは、どうしてもLEDが写り込んでしまうが、この点はトレーシングペーパーを追加したり、角度をつけたりで回避できる。そういった手間はあるが、キレイに光が回るため、気になる人は少ないのではないだろうか。そもそも改造前提な価格だし。
円形に配置されたLEDによって、あまり配光を気にせずキレイに撮影することができる。スマートフォンサイズのものはやや苦手となるが、小物の撮影用としては低価格ながらよくできている。たまに小物撮影をしてSNSなどにアップロードするのであれば、本製品はちょうどいいだろう。
円形LED搭載 小型撮影ボックス DN-915952 [明るさ・色温度調節機能付き]
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