Qi充電しながら便利に使える、立て掛けタイプのスマホスタンドを試してみた
今回紹介するアイテムは、「Qi対応 ワイヤレス急速充電器(10W)(DN-915351)」。そろそろ本格的に普及しそうな急速充電に対応するQi充電器だ。販売価格は税抜き2,399円(税込2,590円)。
Qiに対応したワイヤレスタイプのスタンド型Qi充電器
Qi規格については2010年に最大5W向けのものが策定され、2015年にはv1.2として15Wまでに対応。2018年時点では120Wまでもターゲットとしているのだが、いつごろになるかは不明のままだったりする。近い未来に何でもワイヤレス充電/給電になる可能性は多大にあるのだが、もっぱら現在ではスマホの充電が主となった(Qi対応モバイルバッテリーというのもあるが)。
今回紹介する「Qi対応 ワイヤレス急速充電器」を見ていくと、サイズは高さ100×幅115×奥行70mm、やや後ろに傾斜したデザインになっており、背面には脚×2もある。対応機器を設置する部分は直径115mm。
Qiユニットはほぼ中央にあるようだが、最近のスマートフォンであれば縦横関係なく充電できる端末が多く、動画を見ながら充電といったこともできるだろう。また、ステータスランプは本体底部にあり、かつ目立ちにくい。サインとしては電源に接続された際に点滅、対応製品充電開始時に3分間点灯のふたつ。光源が気にならないため、卓上だけでなく、ベッドサイドにも有用といえる。
本製品はスタンドタイプの充電器で、スマートフォンなどQi充電対応の機器を設置するだけで使用可能。そのため、注目ポイントとしては最大出力10Wの部分になる。
対応機器側の仕様にもよるが、近年のものであれば急速充電に対応していることが多いため、5Wベースの充電器より充電速度は速い。このとき、給電側にもいくつか条件があり、iPhone Xを例にしてみると、最大7.5Wまでに対応し、5V/2A以上の出力に対応するUSB充電器が必要になる。また、最大10W対応製品の場合はQuick Charge対応のUSB充電器が必須という条件が存在しているが、面倒であればQuick Charge対応充電器を用意すればよい。
なお、ジャケットを装着していると充電が実行されなかったり、充電速度が遅かったりすることがある。ジャケット次第なので、この点は愛用ジャケットとセットで試すほかない。
実際のテストとしてはただ充電するだけで、キーボード付近においてソースを表示しつつ、作業をしたり、音楽を再生しっぱなしといったことができた。この点、平面に置くタイプのQi対応充電器だとできることが限られていたのだが、スタンドタイプであるため自由度が少し高くなっている。充電速度については有線接続の急速充電ほどではないが、作業中に少し充電をするといった用途には耐えるし、寝る前に設置しておくにもいいくらいだ。
Qi充電のメリットはワイヤレスであるため、ケーブルを接続する必要がないことにある。また、端子部の寿命を延ばすだけでなく、置くだけで充電が開始されるのもメリットだ。
充電速度でいうとメインとはなりにくいのだが、作業中や自宅ではあまりスマホを操作しないが、たまに視認するのであれば、ちょうどいいアイテム。もちろん、そろそろQi充電を試してみたいという人にもオススメだ。
Qi対応 ワイヤレス急速充電器(10W)(DN-915351)
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