楽な姿勢でキー入力、ゲームパッド感覚で使えるトラックボール付き小型キーボードを試してみた
今回紹介するアイテムは「トラックボール付ミニワイヤレスキーボード(DN-915040)」。小型キーボードながらトラックボールやクリックボタンなどを備え、かつ両手持ち操作がやりやすい製品だ。販売価格は税抜き2,777円(税込2,999円)。
テーブルなどに置いての操作から両手に持っての操作にも対応する小型キーボード
TV、もしくは大型ディスプレイ向けのPCを用意している人は意外と多いのではないだろうか。ときおり特売のあるStick PCをTVに直付けしていることもあれば、サブPCをAV機代わりにTVに直結といった具合にだ。
そんなとき、微妙に困るのが入力インターフェイス。基本はマウスカーソルで選び、たまに検索のために文字入力する程度であればなおさらである。そこで便利なのが本製品だ。
本体サイズは縦113×横262×厚さ31mm、重量は約300gといったもので、テーブルなどに置いての操作のほか、両手に持っての操作にも対応している。キーボードから見ると78キーの英語配列で、キーピッチは約17mm。押下感は“へにょん”としているが、検索ワード程度の入力であればストレスは少ないハズだ。
また、16個のホットキーがあるほか、トラックボールとスクロールホイール、クリックボタンも用意されており、ホットキーと組み合わせることで、極力、キー入力を排除した操作も可能だ。クリックボタンは本体上部にも用意されており、ゲームパッドでいうL/Rボタン感覚で扱えるのもポイント。
なお、対応OSはWindows 7以降とだけ記載されているが、クイックガイドを見るにSmart TVでも動作するようだ。
電源は単4形電池で、入荷タイミングによってはテスト用の電池が同梱されているそうだ。PCとの接続は本体底部に格納されているレシーバーを使用する。接続は2.4GHz帯。見通しのいい状態で10m離れた位置からの操作を確認しているので、リビング用のほか、プレゼン時の操作端末としても活用できるだろう。
上記しているように、キーボードは“へにょん”とした打鍵感だが、短文中心のチャット、Twitterへの投稿程度は問題ナシ。逆に本稿は長文のテストとして本製品で作成しているのだが、正直なところ、辛い。JoyToKeyでセッティングすることで人によってはOKかもしれないが、とりあえずは短文用という認識をオススメする。
マウス操作については、ゲームパッドよろしく持てばよく、上部にあるクリックボタンの位置もほどよく、快適だ。注意点は真横真上への移動が怪しく、大雑把な操作にはいいが、細かい選択には弱い。TVの場合はスケールを拡大しているので、リンクの選択に困ることは少ないが、不満を感じたときはホットキーによく行なう操作を割り当てておくといいだろう。
ともあれ、ざっくりと楽な姿勢で操作するくらいであれば、不都合なく快適な製品である。
トラックボール付 ミニワイヤレスキーボード(DN-915040)
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