キーボードやマウスの操作を6つまで登録、手元で使えるUSBスイッチを試してみた
今回紹介するアイテムは「上海道場2段 USB手元スイッチ DN-914808」だ。上海道場は、いつも以上に放置プレイ炸裂の上海問屋カテゴリで、ノーサポート、ノークレーム、自己解決を基本理念としたものだ。平素から上海問屋製品を愛用し、都合よく改造しているのであれば、エンジョイできるだろう。販売価格は税抜き1,999円(税込2,158円)。
キーボードやマウスの操作を割り当てることができる6ボタン式のボックス型ユニット
本製品は、1~6までのボタンのあるボックス型ユニットで、各ボタンにキーマッピングをして、たとえばショートカット連打用だとか、繰り返し作業用だとかにするものだ。本体サイズは85×45×15mm、ケーブル長は約1.9mと、片手で持って少し離れたPCの操作にもちょうど良いものとなっている。
付属品はドライバが収録されたCDとMicro USB - USB変換アダプター。ドライバCDは8cmタイプで、最近ではすっかり見なくなってしまった。それはいいとして、光学ドライブのない環境が増えつつある今、気持ち面倒ではある。ただ、パッケージを見ると製造メーカーもあるし、製品名も中国語表記と英語表記があるため、ドライバと設定ソフトの入手は可能だ。ドライバ類はここからダウンロードできる。
対応OSは、WindowsとLinux、macOS、Android。ただし、設定ソフトはWindows向けしか用意されていないため、Windows以外のOSで使用したい場合は、Windowsで使用するOS用の設定をしてから、となる。またAndroid上でも動作するため、Androidを搭載したTVの操作も可能だ。
専用ソフトであるPC Sensor FootSwitch v6.9.3は、同社のフットペダル系デバイス用でもあり、同ソフトをインストールしてから、本製品を接続すると自動的に認識される。ソフト左側の“Type”項目には多数のイラストが並んでおり、どんなフットペダルかと気になってしまうのだが、そこはきっと上海問屋がラインナップに加えるハズとスルーして、画面を見てみよう。
操作方法としては、よくあるタイプで、割り当てたいボタンを選択して、キーを押すのが基本。またプリセットもあるので、そこから選ぶだけでもOKだ。なお日本語も用意されているが、ローカライズが細部まで行われていないため、Englishのほうが機能把握は楽だろう。
といったところで用途を検討してみたところ、テープ起こし時の操作用として注目できた。最近は音声入力をフル活用して、なるべく手放しで済ませることが多いのだが、そうもいかないときもある。その場合は、ペンタブレットで手書きざっくりメモから記事化がよくあるので、本製品を片手に巻き戻しや早送りが快適だった。途中からフットペダルでもいいような気もしたのだが、場所次第だろう。出先での作業用としては持ち運びの面でアリだ。
使い方はいくらでもあるだろう。PCの出力をTVにつないでいるのであれば、マウス+手元スイッチで操作の幅は広がるし、なにかしらの理由で半マクロにしなくてはならない作業の場合は、トリガーとしてもいい。上記の通り、設定は柔軟に行なえるので、何か閃いたのであればポチってみるといいだろう。
上海道場2段 USB手元スイッチ DN-914808
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