2012年~2022年の印象深い上海問屋アイテムを振り返る
長らく続いている「上海問屋でGO! with AKIBA PC Hotline!」。筆者が原稿作成を担当しはじめたのは2012年(のはず)からになる。気が付けば、2023年となっており、それもあってか上海問屋から「やたら印象に残る3製品を挙げて!」とオーダーがあった。というわけで、今回は2012年~2022年の間で製品を振り返ってみよう。レビューした多くの製品から10製品くらいに絞り込むのがとても大変だったわけだが。
デジタルスケール付きUSB接続光学式マウス DN-42135
2013年10月にレビューした製品だ。マウスとデジタルスケールが一体となった、控えめにいっても変態アイテムだ。パームレストをスライドさせると着脱式のデジタルスケールが顔を出す仕組みになっており、便利そうなのは分かるのだが、なぜ製品化されたのだろうと頭を捻った記憶がやたら残っている。また、当時の原稿作成メモを見るとマウスから取り出したデジタルスケールはコンパクトながら500gまで計測でき、1g刻みで値を返してくれるため、単体のほうが便利じゃないの……とかも思っていたようだ。いま風にゲーミングな性能とヴィジュアルにしたら受けるかもしれない。
【2013年10月7日】不意にわき上がる計測要求!いつでも量れるデジタルスケール内蔵マウスを使ってみた
https://www.watch.impress.co.jp/donya/DN-42135.html
フライングアラームクロック DN-11405
2014年10月30日にレビューした、控えめに言って頭の悪い製品だ。目覚まし時計だが、設定時刻になるとプロペラがテイクオフし、プロペラを再セットしないとアラームが鳴りやまないというもの。とりあえず、次の動画でプロペラが3m~4mほど上昇する様子を見てみよう。
といった感じであり、仕様的に目覚ましとしての性能はとても高い。レビュー後もしばらく愛用しており、テイクオフ時のプロペラオンで目を覚ましていた。ただあるとき、勢いよくプロペラを本体に戻したところ接続部が破損してしまい、お役目終了となっている。
【2014年10月30日】時間になるとプロペラ飛翔、絶対起きる(?)「空飛ぶ目覚まし」を試してみた
高い「対・二度寝性能」
https://www.watch.impress.co.jp/donya/DN-11405.html
モバイルフォン振り子スタンド DN-915876
位置情報ゲーム向けに用意されたと思われるアイテムだ。掲載は2020年2月5日で、チェックは2020年1月末のEVO JAPANの取材合間だったハズ。誰しもが思った欲望をかなえてくれる製品で、振り子を利用して歩数カウントをしてくれるというもの。iPhoneとの相性は悪いがAndroidでは高打率。それ以上に、なぜか頻繁に「上海問屋でGO! with AKIBA PC Hotline!」のアクセスランキングに入っており、2023年に入ってもそれを観測している。2020年~2022年はコロナ禍もあって、まぁ需要としてはあるだろうだったのだが……みんなズルをしたいのかしら……。
【2020年2月5日】寒い日でも自宅で歩数カウントを稼げる! スマートフォン向けの「振り子スタンド」を試してみた
https://www.watch.impress.co.jp/donya/DN-915876.html
今でも愛用している上海問屋製品
ちなみにいまだに愛用している主なアイテムは「72キー搭載メカニカルスイッチテスター DN-915965」「画像アップロード対応・LCDパネル表示 ニキシー管風デジタルクロック(DN-916006)」「咽喉(いんこう)マイク DN-915129」「クランプ固定式 USB Type-C ドッキングステーション DN-916010」「PD対応USB Type-Cドッキングステーション(DN-915685)」。このうち多くがすでに販売を終了しているが、「咽喉(いんこう)マイク DN-915129」は現在も販売中。そろそろ使っている製品が寿命を迎えつつあるため、新たに購入せねば。
- 「72キー搭載メカニカルスイッチテスター DN-915965」。気分転換のキースイッチソムリエごっこで助かっている
- 「画像アップロード対応・LCDパネル表示 ニキシー管風デジタルクロック(DN-916006)」。いまだにケース内に鎮座している
- 「クランプ固定式 USB Type-C ドッキングステーション DN-916010」。クランプ機能は使用していないが、フツーにハブとして絶賛稼働中。ちょっとカードリーダー部の放熱は弱いので、20GBくらいを流すのは厳禁
- 「PD対応USB Type-Cドッキングステーション(DN-915685)」。フツーに便利である。
というわけで、振り返ってみるとヘンテコな製品だったり、フツーに使い勝手のいい製品もあったり、ときにはしばらく理解するのに時間のかかった製品があったりと懐かしい気分になったのだが、コアなファンが多いらしい上海問屋アイテム群。これを機にやたら印象に残っている製品を思い出してはどうだろうか。
【2020年4月3日】目指せ“メカニカルスイッチソムリエ”! 上海問屋の72キー搭載スイッチテスターを試してみた
https://www.watch.impress.co.jp/donya/DN-915965.html
【2021年1月15日】“ニキシー管風”のデジタル置き時計を試してみた、PCケース内に入れてライトアップグッズとしてもアリ
https://www.watch.impress.co.jp/donya/DN-916006.html
【2018年1月30日】ガルパン気分が味わえる? 首元に装着する「咽喉マイク」を使ってみた
https://www.watch.impress.co.jp/donya/DN-915129.html
【2020年11月26日】Radeon RX 6800にも接続可能、コンパクトなUSB Type-C接続ドッキングステーションを試してみた
https://www.watch.impress.co.jp/donya/DN-916010.html
【2019年5月23日】iPad ProやNintendo SwitchもOK! 2,990円の格安USB Type-Cドッキングステーションを試してみた
https://www.watch.impress.co.jp/donya/DN-915685.html