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3日目にやっと初値も公募割れ~マザーズ上場のアイ・シー・エフ | ||||
後場に入ると切り返し、38万5,000円と前場高値水準まで戻した。しかし、引け際には再びだれて結局終値は公募価格比33万9,000円安(48.4%安)の36万1,000円。終日の安値は33万円だった。出来高は415株。 東証の新規上場銘柄で、売り気配で2日間売買が成立しなかったのは1991年にシステム取引に移行して以来初めてのこと。同社は、インターネットに関するシステム構築やマーケティング、広告代理など総合的なWebコンサルタント業務を行っている。サイバーエージェント(4751)、ニッシン(8571)、光通信(9435)が株主。インターネットを使い、売り手と買い手とを結びつける電子商取引市場「e-マーケットプレイス」事業の拡大を図るため、東証に上場した。 現在この事業では、南陽トレーディングと共同で6月から中古建設機械の分野でリース会社など150社が参加する「USED-WAVE」のテスト運用を行っている。今年度中に本格運用を開始する予定。また、今年度中には国産木材や中古調理室機械などの新たなマーケットプレイスの構築を進めており、2003年までに30~50の新市場構築を目指す。 株式市場の弱い地合いが続いていることや、リキッドオーディオ・ジャパンの前社長逮捕など、上場のタイミングや環境がかなり悪かったことが株価にも影響したかたち。相場環境では、10月になってCSKネットワークシステムズの東証2部上場延期なども表面化した。新規上場・公開は、まだしばらく厳しい環境が続きそうだ。
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(別井貴志)
2000/10/27
15:40
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10/27(金) | ||||
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