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今回のアイテムは「小型デジタルサウンドレベルメーター DNSB-69428」。コンパクトな騒音計で、身近なのに意外と知らない「騒音値」を手軽に計測できるのが特徴だ。夏といえばPC冷却シーズン、PCの騒音から深夜の静けさまで、色々計測するのに良さそうだ。
実売価格は税込み2,262円。価格的にも結構手軽だ。
DNSB-69428はいわゆる「騒音計」で、機能としてはデシベル(dB)値を計測してくれるもの。サイズはH149×W57×D26mm、重量は145g(9V乾電池込み時)とサイズも小さく、測定値もある程度の制度で確認できる。
測定範囲は30〜130dBで、分解能は0.1dB。またセンサーには1/2"コンデンサ式マイクロホンを使用している。また周波数特性はA特性で、精度は±1.5dB。バッテリーは9V乾電池を使用する。
パッケージ。説明書が同梱されているが……下記の通り、見なくてもOKなほど使い方はカンタン | 電源は9V角電池。また裏面には三脚ネジがある |
本体を見てみると、電源ボタンと「MAX」ボタンのふたつと液晶パネルがある。操作としては電源ボタンを押すだけで計測が開始されるため、操作で悩むことはまずないだろう。
「MAX」ボタンは最大値ホールド機能を有効にするもので、最大dB値が更新されると、それに従って表示が変更される。「長押しでモード変更」などはないため、機能としては電源を入れた直後の自動計測(秒間2回)と最大値ホールドのみになる。
ハードウェア的な部分を見ると、防風スポンジ、三脚ネジ穴がある程度だ。なお、電源投入時、「MIN」や「dBC」といった文字列も出るが、これは別モデルのパネルを流用しているだけのよう。このモデルにはそうした機能はないようだ。
起動すると自動的に計測が開始される | 地味な便利に機能としては、液晶パネル上部に照度センサーがあり、暗い場所だとバックライトが点灯する。 |
起動直後に確認できるMINやdBCは使用されない。また液晶パネル左上にはバッテリーアイコンも確認できるが、これはローバッテリー時に点滅するものと思われる |
さて、本機で測定できる「dB値」だが、わかりやすい目安の例としては、東京都環境局の「生活騒音」ページがわかりやすい。
たとえば、「静かに感じる」とされているのは30dB台、40〜50dBが日常的な騒音。普通の会話が60dB前後で、それ以上はうるさい場所といった具合だろうか。
またdB値は3dB増えただけで、だいぶうるさく感じるので、数値がちょっと上昇しただけで体感がかなり異なる。詳しい解説は別途調べてもらうとして、「6dB増えたら2倍うるさい」程度の知識で、まずは計測してみよう。
深夜の道路で計測しているところ。使用している三脚はDN-TR21174 | 計測結果は43.5dB。交通量の少ない場所なので静かなものである |
PCの騒音を計測してみた。まずは起動前の状態。スタートは37.7dB。なお、PCの騒音を計測するときは、実際に操作する場所を想定し、同程度の距離を離してみるといい | PCが起動した時点で47.1dB。フロントパネルは開けた状態だが、これを閉じると42dBにまで下がる。防音効果のチェックにはちょうどいい。ちなみにケースはAntec P180 |
CPUファンの回転数を最大にして、ケース付近から計測したところ、62.6dBという高値になった。離れていてもけっこううるさく感じたのにも納得がいく |
比較的安価な価格で、PCの騒音を確認できるため、ファンの回転数が上昇する夏に備えるにはちょうど良さそうだ。また、お子さんの夏休みの課題用としても、あれこれ騒音を調べてみたり、距離に応じてどう騒音値が変化するかを調べたりと活用できる。
………そんなノリで当たり前のように接している騒音を計測してみると、新しい発見があるかもしれない。
なお、筆者が住まう大都会町田の端っこの深夜は、31dBととても静かだった。
簡単、手軽に騒音測定 小型 デジタル サウンドレベル メーター (騒音計 騒音 測定器 計測器) DNSB-69428
http://www.donya.jp/item/22504.html
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