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上海問屋の取り扱う多数の製品の中から、注目の一品を紹介するこのコーナー。今回は、面白い製品が多い上海問屋ラインナップの中でも、最先端と言っていいであろう超ユニークな製品だ。
なんと、スピーカーとキーボード、さらにMP3プレーヤーを一体化し、キーボードを使わない時には巻き取りができる……という、話を聞いただけではどんな形をしているのか想像がつかないような製品だ。
ユニークなアイデア製品の多い上海問屋だが、今回紹介する製品は、ジャンル名からして「パワードロールアップキーボードスピーカー」という凄いモノ。
具体的には、以下の3機能を1つにまとめた製品だ。
・アクティブスピーカー(アンプ内蔵スピーカー)
・USB接続の英語キーボード
・MP3プレーヤー
外観は、「大柄な金属の円柱形の巻物からキーボードが垂れている」ようなもので、非常にユニーク。キーボードを収納した状態では、果たしてどんな機能の製品なのかはわからないかもしれない。
そして、こうした外観と大きく関連するのが、ジャンル名に付けられた「パワードロールアップ」という言葉。これは、「動力で巻き取る」という意味だ。なんと 内蔵したモーターで、使わないときにはキーボード部を本体内に巻き取れるのだ。しかも巻き取りと引き出しの操作は、本体の右上に設けられたボタンを押すだけでよい。
キーボードを収納した状態の本体。右手前にあるのはiPod Touchだが、どことなく本体が意外なまでに大きいのがわかるのではないだろうか | キーボードの引き出しと巻き取りはモーター動作なので、本体右上にあるボタンを押すだけでよい。< |
本体の大きさはさきほど「大柄」と表現したが、キーボードを収納した状態で幅435×高さ78×奥行き76mm、キーボード部分が幅362×奥行き150mmと、意外なまでに大きい。とくに幅の広さに関しては、パソコン用の机でないと置けないかもしれない。重さも約1.35kgと、軽量なノートパソコン並だ。
キーボードはUSB接続で英語配列。USB端子はスピーカー(のアンプ)とMP3プレーヤー機能の電源も兼ねている。ただし、USBサウンド機能は搭載されていないため、パソコンから本機のスピーカーを鳴らす場合、別途音声ケーブルを接続する必要がある。
スピーカーは、本体の左右に取り付けられている。小型ながら音質に定評がある直径5cmのアルミ製ユニットを採用している点、そして本体が大柄なため意外にステレオ感がある点が相まって、外観からは考えられないほど迫力ある音が出る。さすがに単体スピーカーにはかなわないが、BGMを流すのであれば十分使えるレベルだ。
MP3プレーヤー機能は、キーボード手前のMicroSDカードスロットかUSB端子にMP3形式の曲を入れると再生できるというもの。曲名や動作状態を表示するディスプレイがないなど、機能面では簡易だが、その分気軽に使える。
ただし操作は、本体側のボタンを使うと難しい。たとえば曲送りと音量ボタンが兼用になっており、押すと曲送り、長押しで音量といったように、ボタンが少なすぎるためだ。ボタンの位置からも、付属のリモコンを使うのがオススメだ。
さて、実際に使ってみた感想だが、まず、実際の巻き取り動作は本当に「巻物」。ちょっとユーモラスで、見ているだけでも面白い。これはぜひ、上海問屋の公式ページにある動画を見て欲しいところ。
また、本体のデザインはかなりシンプルで、いい意味で上海問屋製品らしくないほど落ちついている印象だ。
その一方、注意点もいくつかあった。
まずは慣れるまではミスタイプしやすかった点。これは、見た目の印象よりもストロークが深く、またキーの端を押してしまうと入力されないことから、しっかり押さないといけないため。また、巻き取り時のモーター音が少し大きく、夜間や静かなところでは少々音が目立ってしまうのもやや惜しい。
このように、ところどころ惜しい点があるものの、製品としての楽しさはかなりのもの。とにかくユニークな機能とデザインを持った製品なので、デザインや機能、また「巻き取る動き」に興味を持った方は、ぜひとも検討してみてほしい。
キーボードが巻き取れる秘密はこの構造にある。キー2段分ごとに関節が付いていて、曲がるようになっているのだ | 付属品は英語マニュアルとMP3プレーヤー機能用のリモコン、音声接続ケーブル(ステレオミニプラグ)、USBケーブルだ | マニュアルは簡易版だが、多機能なこの製品に対してはちょっとあっさりしている印象だ |
パワードロールアップ スピーカーキーボード
DN-SKB-MF02 製品情報
http://www.donya.jp/item/20974.html
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