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上海問屋がラインナップする豊富な周辺機器の中から、注目の一品を紹介するこのコーナー。ここ数回は実用重視アイテムの紹介が続いたが、今回は肩の力を抜いて、上海問屋のキャラクターでもある、オモシロ系アイテムを紹介したい。カメラ付き携帯電話のレンズを強引に超望遠化してしまう、増設レンズだ。
今回紹介する「携帯電話用8倍望遠レンズ」の働きはシンプル。ジャンル名の通り、携帯電話に取り付けて、レンズを望遠にするというものだ。同種の製品はこれまでにもいくつか発売されているが、この製品は、望遠倍率が高い点と、いろいろな携帯電話に取り付けられるように工夫されている点が特徴となる。
一つ目の特徴である望遠倍率は、非装着時の8倍にもなる。コンパクトデジカメのズームレンズが5倍程度であることを考えると、実はかなり倍率が高い。ただし注意が必要なのは、ズームレンズではないこと。つまり、このレンズによる倍率は8倍固定で、(携帯電話側にズーム機能がなければ)ズームを使うことはできない。ここは注意したい点だ。
二つ目の特徴である、さまざまな携帯電話に対応する工夫については、付属する「ユニバーサルホルダー」と呼ばれる取り付けホルダーの構造がポイント。このホルダーは、内部に仕込まれたバネにより、携帯電話を挟み込む大型のクリップとして動作する。
このホルダーの構造により、本体の幅が約4.1cm以上、約6.5cm以下の携帯電話であれば装着が可能だ。
実際に装着方法と、使って撮影してみた感想・そして注意点を紹介したい。
装着方法は、まずホルダーを携帯電話に留め、さらにレンズをホルダーに固定するという手順になる。文章で書くとややこしくなるが、実際はかなり容易だ。
詳細な手順に関しては、写真と合わせて解説した方がわかりやすいため、キャプションを参照してほしい。
実際に撮影してみると、その効果は抜群。望遠鏡を覗いたときのように、周辺部が黒くなるものの、標準状態ではほとんど写らないような、遠くの被写体でも余裕で撮影できた。
また、こうした追加の望遠レンズは、未使用時に比べてレンズの明るさ(F値)が暗くなってしまうが、本機ではそうした悪影響も抑えられており、扱いやすかったのが好印象だ。
今回試用した携帯電話である京セラの「WX340K」は、あまりカメラの画質が優秀なモデルではないため、画質はそれなりに見えるが、レンズの出来を考えると、カメラ機能が優秀な携帯電話と組み合わせれば、実用性もかなりありそうだ。
ただし、望遠倍率が大きいだけに、いくつかの注意点もある。まずは、ピント合わせを比較的慎重にする必要があること。少しのピントのずれでも影響が大きくなってしまうため、撮影時には液晶画面を慎重に確認したい。
合わせて、携帯電話側にオートフォーカス機能がある場合、誤作動を防止するため、あらかじめ機能をオフにしておくことをお勧めする。
また、手ブレにも注意が必要だ。とくに手ブレ防止機能の搭載されていない携帯電話と組み合わせる場合、撮影時にはしっかりと本体を固定したい。重量はレンズとホルダー合わせて57gとそこまで重くはないのだが、レンズは携帯電話に対してそれなりに大きいものになるため、持つ際のバランスに気を配るのがベターだ。
なお、ホルダーには三脚取り付け用のねじ穴も用意されているため、三脚と組み合わせるのも手だ。
総じて、見た目やノリはオモシロ系だが、実力はかなりのものと言えそうだ。価格も1,241円(税込・送料別)と手頃なので、ちょっとしたお遊び気分で購入しても損はないアイテムと言えるだろう。
(※)携帯機種によっては撮影した写真にケラレが出ることがあります
■携帯電話用 8倍 望遠レンズ DN-MPLENZ 製品情報
http://www.donya.jp/item/18761.html
[PR]企画・製作 株式会社 Impress Watch 営業統括部
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