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ここ数年で急速に増加しているUSB機器。マウスやキーボードといったパソコン周辺機器だけでなく、気がついたら各種のデジタルオーディオプレーヤーやゲーム機、スマートフォンなどの機器が増えていた……という状況も珍しくなくなりつつある。
こうしてUSB機器が増えてくると、意外に問題なのが、パソコンのUSB端子の数不足。小型のノートパソコンなどでは、USBポートの数は2~3個程度という機種も多いが、3個程度では足りなくなりつつある、という方もいるだろう。
そうした際に必須になるのがUSBハブだが、USBハブと言えば「小さな四角い箱」「どこかに置いて使う」というのが一般的。サイズこそ大きくないものの、意外に取りまわしに困る品だったりする。
そこで今回紹介するのは、取り回しに便利なケーブルタイプの製品だ。
大きな特徴は2つ。
1つ目の特徴は、やはり本体が非常に小さく、また端子部がケーブル状になっている点。
端子部が固定されていないため、たとえば幅の広いUSBメモリなどを装着しても、他の端子を塞いでしまわない。機器に合わせてケーブルをコンパクトに回せるため、使用時の設置面積を最小化することができる。
そして2つ目の特徴は、以下4種類のバリエーションモデルが存在する点。
IIからIVまでは、1ポート分がUSB端子ではなく、機器に直接接続できるコネクタになっている。汎用性は下がってしまうが、余分なケーブルが不要になり、機器を簡単に接続できるのはメリットだろう。
今回試用してみたのは、IIのMicro USBコネクタモデル。最近のスマートフォンはMicro USBコネクタが一般的なので、これはスマートフォン向けとも言える製品だ。ちなみにUSBバスパワーで動作する。
実際に使ってみて便利だったのは、特徴でも紹介したケーブル状の本体だ。狭い場所でもたくさんの機器を接続しても、ケーブルの取り回しに困らない。
筆者はこれまでノートパソコン用に小型のUSBハブを使っていたが、これは端子の位置が固定されているごく普通のUSBハブ。外出先などでケーブルを接続すると意外と大きな面積を取ってしまい、面倒な話になる……といったことがあったが、本機はそうしたことが少ない。外出先などではとくに便利である。
こうしたメリットを活かすため、機器と接続するUSBケーブルも短いものを用意すると良いだろう。
また、特徴であるMicro USBコネクタも非常に便利。この製品はMicro USBケーブルの代用もできるので、専用ケーブルの代わりにこちらを持ち歩くだけで済むわけだが、これが地味に便利だった。
なお、若干注意が必要なのは、スマートフォンなど、大電流を使う機器を充電する場合は、なるべく他の機器は接続しないで使ったほうがいいと言う点。これは、バスパワーUSBハブがUSB1端子分の電力(500mA)を接続機器に分けて供給する構造のため。
今回はMicro USBコネクタに携帯電話、USB端子にiPod Touchとバッテリーパックを接続してみたが、充電は完了するものの、単体で接続する場合と比べて倍以上の時間が必要になった。
さて、最後にUSBハブのベンチマークテストも行ってみた。実は、粗悪なUSBハブでは、高速なUSBメモリなどを接続した場合、転送速度が下がってしまうことがある。今回は、HDDやUSBメモリの速度を測るベンチマークソフト「CrystalDiskMark 3.0.1 64ビット版」(ひよひよ氏作)を利用、本機を接続した場合としない場合で、USBメモリ(グリーンハウス GH-UFD8GD)を接続した場合の速度を比較してみた。
使用した本体はソニーのVAIO type Z(VGN-Z90US)、OSはWindows 7 Ultimate 64ビット版だ。
細かな結果は掲載した画面を参考にしてほしいが、結論としては、本機による速度低下は誤差範囲程度で、USBハブとしての転送速度は非常に優秀と言っていいレベルだ。速度低下などは気にせず、安心して使えるだろう。
これで価格が499円(税込・送料別)と、USBケーブル並みの手軽さなのだから、これは文句なしにお買い得。個人的にも強くオススメできるアイテムだ。
■3ポートUSBハブ+αシリーズ
DN-HUB47シリーズ 製品情報
http://www.donya.jp/item/9964.html
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