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今回のアイテムは「一眼レフ用防水カメラケース DN-911448」。ハウジングではなく、多くの一眼レフに対応する防水カメラケースだ。
実売価格は税込み1,999円とかなり安い。
まず対応するIPX値の記載がなく、受け取った直後から不安を多大に覚えたのだが、上海問屋サイトで見てみると「足が着く深さまでを推奨」とある。となると、1mくらいまではOKといったところだろうか。防水機構を見てみると、分厚めのビニール素材で構成されており、チャック部分にはロックと多重の防水機構が用意されているため、浸水する可能性は低そうだが、あまり深いところはやはり苦手そうである。そのため、濡れそうなシーンで投入するアイテムと見たほうがいいだろう。
対応するサイズを見てみよう。実測では横170mm×縦140mm×奥行80mmまでで、レンズ部は直径90mm×全長130mmまでOKといった具合である。そのため、ハイエンドクラスの多くは収納が難しくなるため、ミドルクラスやミラーレス一眼用であればまず収納可能と思っていい。
さて操作面で特筆すべきは、人さし指での操作を意識した形状だろう。ちょうどシャッターボタンを押しやすい位置にあり、周辺のダイヤル操作もやりやすい。また背面もクリア素材になっているため、ボタン操作については問題がないというか、想像以上に操作しやすく感じるハズ。
ただ、ファインダーを覗くには覗けるが、視認性は通常と比べるとだいぶ悪くなるため、プレビューモニターを活用したほうが撮影しやすい。
α7にFE 28-70mm F3.5-5.6 OSSをセットして入れてみた。意外とカメラ自体の確認はしやすい | 人さし指用のホールがあるため、シャッターを切ったり、ダイヤルを回したりもやりやすい |
パッキンの形状は写真の通りで、多重構造となっている | ロックは3カ所。ネジ式になっており、ギュッと締め付ける仕様だが、ネジを回し過ぎると破損しそうな感覚があったので、ムリに回すのはやめておこう |
そういったフィーリングからすると、完全に水没させるのではなく、レンズが水没するくらいに留めて撮影するほうが精神的にも機能的にも効率がいいと判断できる。
というか、防水機構自体は問題ないと確認していたのだが、やはりちょっとした水漏れでも機材はアウトになりやすいため、怖かった(苦笑)。なお、当然だが、運用する前にはカメラを入れない状態でお風呂などに水没させて、初期不良ではないかの確認を忘れずに。今回はIPX値の表記がなかったため、10分ほど沈めて浸水がないのことボーダーラインとした。
防水性能テスト中の様子。ここでの発見としてはケース内の空気が多いため、浮力があり、水没しにくいところ。付属のストラップも合わせておけば事故回避率はかなり高められるだろう | レンズのところまで水没させて撮影してみたもの。オートフォーカスは問題なく動作したが、コントラストAFだけのほうが楽かもといった印象 |
レンズの正面にくる部材は、そのほかのクリアな素材と同じ。水中ではわかりにくかったので、陸上で撮影してみたところ、描写がやや甘くなる部分を確認できた。フード自体が軽く歪んでいたために起きたもので、レンズ側のAF機構に支障をきたさないレベルで輪ゴム止めをして、ピンと張ったほうがよさそうである |
というわけで、完全に水没させての撮影よりは、水辺でカメラ機材を使用する際の保険として良さそうな一品だ。
また、雨の中の撮影時にも取り回しをしやすいため、ウォーターシーズン用ではなく、オールシーズン用として認識するとお買い得な製品だといえる。とりあえず、簡易水没テストをクリアしたので、筆者は撮影バッグの中に忍ばせることにした。
一眼レフ用 防水カメラケース DN-911448
http://www.donya.jp/item/26459.html
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