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今回はLANケーブルでスピーカー端子を延長できるというアンプ「Tripath TA2024搭載LAN中継コンパクトスピーカーアンプ DN-84336」。
スピーカーケーブルをLANケーブルでひとまとめ。すっきり配線できる「有線サイコミュ」なアンプだ。
実売価格は8,999円(税込)。
この製品、サイズは67mmx27mmx118mmとコンパクトで、アルミ材質のボックスの落ち着いたデザインが特長。
フロント部分にはインターフェイスはなく、通電を示すLEDがあるのみ。インターフェイスは背面に集中しており、3.5"ステレオミニピン入力、LAN、パワースイッチ、AC INが並んでいる。以上がDN-84336の外観情報になる。ポイントはLANの存在。LANで延長するためのスピーカー端子(バナナプラグ)があり、余っているLANケーブルで延長できるのだ。
カンタンに考えてみて、スピーカー近くまでは1本のLANで済むため、配線がスッキリするメリットがある。後述するように、10mほどで少しノイズはノってしまうが、それでも十分聞ける音質。お店などの配線用にもよさそうだし、「ちょっと高いスピーカーケーブルを考えているが、3mになるとけっこうな価格になってしまう」という場合、スピーカーケーブルを1mにして、本製品でLAN延長というのもひとつの手になる。
本体上部にのぞき窓があり、通電中はLEDも点灯、中がよく見えるのもなかなかステキ。LEDはそれほど眩しくなく、どちらかというと控えめなので、薄暗い部屋でもウザくなくていい。
およそ手のひらサイズ。バッテリーは内蔵していないため、モバイルは難しいが、室内に配置する場合も邪魔にならず。ノート中心という人にいいかもしれない | 背面のインターフェイス。左から、3.5ステレオミニピン入力、LAN、パワースイッチ、AC IN | パワーオン時は青色LEDが点灯するが、輝度は低めなので気になりにくい |
スピーカー端子側にもLANが用意されている | 付属のLANケーブルで接続してみたもの。初見の印象は「すっごく有線サイコミュ兵器です……」だった(サイコミュ試験用ザクIIとかジオングのアレだ) |
背面にあるネジ×4を外すと基板を取り出せる | ICはTripath TA2024。デジタルアンプへの採用実績があるものとのこと。バランスがよく聞きやすい音になる印象だ |
「LANケーブルで延長」となると気になるのはLANケーブルの影響だろう。
上海問屋側では「延長推奨は2~3mまで」としているが、筆者のチェックでは10mでも、(ちょっとノイズが増えた感じがしたが)別段聞けないわけでもない。また、2m延長した場合とクリティカルに違う音とも感じなかった。カテゴリーについても、カテゴリー5、カテゴリー5e、カテゴリー6で比べてみたが変化らしい変化はナシ。そのため、自宅に余っているカテゴリー5あたりのケーブルをそのまま投入していいだろう。
なお、2mにしろ、10mにしろ、6畳間×2の環境では延長できすぎてしまったのだが……逆に考えると壁などを使って邪魔にならない配線をやりやすいとも考えられる。また今回のようなフラットタイプのLANケーブルを使用できるのは、やはり配線の面でもメリットが大きい。
室内面積の関係で屋外でのテストに。2mと10mのカテゴリー5eのLANケーブルでチェックだ | バナナプラグがない場合は挟めばOK | 押し入れ奥で余生を過ごしていたONKYO製パッシブスピーカーでテスト |
LANケーブルで延長するというユニークなアンプで、室内配線をスッキリさせられるメリットはかなり大きい。
入力は3.5"ステレオミニピンのみのため、やや環境を選ぶが、ポータブル音楽プレイヤーやスマートフォンなどは接続できるので、それらを使って自宅で音楽を聴く、という場合はちょうどいいデバイスともいえるだろう。
Tripath TA2024搭載
LAN中継コンパクトスピーカーアンプ
上海問屋 DN-84336
http://www.donya.jp/item/24672.html
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