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2016年7月13日

温度や湿度の推移をPCでチェック、実売5,999円のデータロガーを使ってみた

 

 


「デジタル温度・湿度計データロガー DN-13634」。

 今回のアイテムは「デジタル温度・湿度計データロガー DN-13634」。何かと尖った製品ばかりに目が行ってしまう上海問屋だが、よく訓練された上海問屋戦士たちからすると、ときおり姿を現す小便利なヤツだと感じる一品だ。販売価格は税込5,999円。

温度・湿度をスタンドアロンで記録できるデータロガー
外部センサー使用で水温や土中の温度も計測可

 今回紹介するアイテムは、スタンドアロンで温度と湿度を計測できる機器で、本体内部への記録保存(最大16,000件)にも対応している。本体には表示切り替えや計測開始用のボタンがあるだけで、計測を開始したい場合はボタン長押しだけ覚えておけば、問題ないくらいシンプルな仕様となっている。本体のみでも計測可能だが、外部センサーも付属しており、水温や土中の温度などの計測もOKと、価格帯からするとけっこう遊べる。

電源は、USBもしくは、CR2450×1個(別売) 電源を入れると自動的に現時点の温度と湿度が表示される。本体正面にある穴の奥にセンサーがある
ボタンを押すごとに表示が切り替わり、現在時刻や年月日だけでなく、本体に保存されている最高温度/最高湿度、最低温度/最低湿度、温度と湿度の計測範囲を確認できる

 計測範囲を見てみると、本体のみの場合、温度は-30℃~60℃ ±0.6℃、湿度は0~99%RH ±3%RHとなっている。外部センサーだと性能が変化し、温度は-45℃~85℃ ±1.2℃、湿度は0~99%RH ±5%RHとなるため、用途に応じて使い分けるのがいいだろう。

 計測方法は上記のように、本体正面のボタンを長押しすると、液晶内に再生マークが表示されて、計測が開始される。

 なお、計測データは専用ソフトをインストールしたPCで確認する流れで、ソフトは付属する8cm CDに同梱されている。インストールにはCDドライブが必要なので、この点はオプティカルドライブレスな生活をしているユーザーは注意が必要だ。

付属の8cmCD-R。焼きたてほやほや感 THC-4 Temperature and Humidity Data Logger専用アプリケーション。継続温度範囲のほか、インターバルやアラーム、LED点灯なども設定できる

計測データは専用ソフトでチェック、グラフは自動的に生成

 専用ソフトで行なえることは、計測設定のほかに、ログのインポートとエクスポートだ。本体からデータをインポートすると、自動的にグラフが生成されるため、ささっとチェックできていい。また、出力形式にはプレーンテキストだけでなく、PDF、ワード、Excel型式があり、資料としてまとめやすい。

本体のみで室内の温度と湿度を計測してみたもの。除湿をオフの状態から、オンにしてみたところ、湿度の変化がしっかりと記録されていた。ちなみに、リアルタイム表示ではなく、本体の電源ボタンを長押しして計測を終了して、アプリケーションにある「Upload」を押すと本体のデータをインポートできる 外部センサーを接続して、PlayStation 4背面の排気温度を計測してみたもの。負荷に応じて、微妙に温度変化しているのが分かる

 というように、本体内にデータを記録できるため、一時的にマウントして気になる部分の温度を計測するといったことが容易だ。外部センサーを使えば、液体温度の計測も行なえる。いまいち分からないPCケース内温度を計測してみるのも面白いだろう。

デジタル温度・湿度計 データロガー DN-13634
https://www.donya.jp/item/73549.html

 
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