水に“浮かぶ”防水スマホケースを試してみた、お風呂やタフな現場で活躍する一品

今回は「IPX8 浮く防水ケース DN-13590」。

　今回のアイテムは「IPX8 浮く防水ケース DN-13590」。水にぷかぷかと浮かぶスマホ向け/タブレット向けの防水ケースで、裏面にはハニカムな感じのフロートが用意されている。販売価格は税込1,499円。

ケースに入れたままタッチ操作が可能、防水性能はIPX8

　スマホの防水機能は、最近ではすっかり当たり前になった。IPX7が多く、水に濡れてもまず安心だ。しかし、水没した場合は一定時間しか耐えられないことと、浮力を得る術がいまのところないため、深いところに落とすと回収は難しい。アウトドアレジャーでは、とくにそんな不安が付きまとう。というわけで、首からぶら下げての携行にも便利で、かつフロート搭載の本製品をチェックしてみよう。

　防水ケースとしては、側面にあるチャックを開き、スマホを入れるだけで下準備は完了する。本製品には6インチ/8インチの二つのサイズがあり、6インチ版は150mm×80mmまで、8インチ版は207mm×137mmまで対応する。

　厚みについては、余裕のある作りとなっている。6インチ版であれば、iPhone 6s Plusまで、8インチ版であればiPad miniシリーズまで対応という認識でいいだろう。ただ、今回試した6インチ版にiPhone 6s Plusを入れてみたところ、厚みには余裕はあるが、縦横についてはギリギリだった。

本体左側からスマホを入れる関係で、ちょっと独特な形状となっている	チャックは簡易的だが2重構造。固めなのでしっかりと閉じる必要がある。またスマホ左側面のボタン類は押しにくくなる

iPhone 6s Plusでテストしてみたが、縦幅と横幅はギリギリだった

　防水性能はIPX8になる。背面を見ると、ハニカムな感じのフロートが用意されている。また、アウトカメラのあるあたりはクリアな部材というように、アウトドアでの用途に耐えるものとなっている。

　表面については、これもクリアな部材を採用しており、画面の視認だけでなく、タッチ操作もOKだ。厚みに余裕があると既に述べているが、そのおかげでタッチパネルと部材間に常時隙間が生まれるため、水滴が付着した程度では勝手にタップ入力が実行されることもない。

　また、背面のフロートはクッションにもなる。写真を見てもわかるようにアウトカメラ用スペースがあるため完全に保護されているわけではないが、クッションの代替にもなるため、アウトドアだけでなく物理的接触の多い現場用としての期待値も高い。

背面にはフロートが用意されている。ハニカムなレイアウトで、グリップもしやすい	付属品にはぶら下げ用のケーブルが用意されている

タッチのレスポンスは上々、お風呂でのスマホライフが快適になるアイテム

　操作感のチェックとしては、お風呂で実行してみた。手に持って操作する場合は、タッチパネルまで空間があるため、意識してタップする必要はあるが、レスポンスは上々。もちろん、ピンチ操作や長押しもOKなので操作感はそのママだと思っていいだろう。

　iPhoneの場合だとTouch IDが使用できず、表面のクリア部材は背面も同様なので、背面に指紋センサーがあるタイプのスマホでも、今回の製品を使用するときは指紋センサーを利用できないと思われる。なお、3D Touchについては問題なく動作した（長押しタップの延長のような入力取得方式なので、当然といえば当然だが）。

　音については、少しこもった感じになるが、通話と音楽の再生でとくに問題のないことを確認している。お風呂でダラダラと音楽やラジオを聴きたい人にはありがたい部分ではないだろうか。

少し意識してタップする必要はあるものの、QWERTYキーボードでの入力も快適だったので、タッチ操作については気にする必要はないだろう	沈まないため、お風呂で音楽を聴くといった運用にも適する

　常用というよりは、旅行やお風呂用として準備するといった類いの防水ケースになる。価格は税込1,499円とリーズナブルなので、そのうち使うものとして用意しておくのもいいし、現場調査用に車内に置いておくのもアリ。もちろん、お風呂でのスマホライフを快適にしたい人には、フロート機能がとくにありがたく感じるハズだ。

IPX8 浮く防水ケース DN-13590
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