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2015年2月3日

5千円の「デジカメ付き双眼鏡」を使ってみた
光学10倍で、静止画/動画の撮影OK

 

 


今回は「デジタル10倍双眼鏡 DN-12393」

 今回のアイテムは「デジタル10倍双眼鏡 DN-12393」。撮影・録画機能が付いた光学10倍の双眼鏡だ。

 価格は税込4,999円。「特殊なデジカメ」という意味では手を出しやすい価格と言える。

基本は双眼鏡、撮影したいときにスイッチオン

 双眼鏡はスポーツ観戦やバードウォッチングなどでいまだ人気のある製品だ。撮影するよりも見たいシーンにマッチしており、コンパクトで持ち運びもしやすい。

 このDN-12393は「デジタル10倍双眼鏡」という製品名であり、ネーミングからすると「10倍表示のデジカメ」という印象も受けるが、双眼鏡単体では普通の光学式。普通の双眼鏡に撮影機能がついた、というイメージで、電源オフでも双眼鏡として利用できる。

 倍率は10倍(固定)で、1,000mにおける視界は約101mになる。サイズは、135mm×91mm×45mm、重量約290g。少し折りたたむこともできるため、可搬性については申し分ない。レンズもフードが用意されているおり、そのままカバンにいれてもレンズにダメージが入りにくくなっている。

microSDカードスロットとUSB端子がある。また動作状況はランプで確認できる。目に近い位置にランプがあるのだが、のぞき込んでいる状態では気にならない 折りたたんだ状態
電源は単3形乾電池×2。双眼鏡機能だけ使用する場合は乾電池はなくてもいい

静止画/動画の撮影に対応
静止画1,280×960ドット、動画640×480ドット

 そして、キモとなるデジタル部分だが、これは左右レンズの間についた専用レンズを利用したもの。これが光学10倍のデジタルカメラになっており、双眼鏡を覗いたままシャッターを切ると、その風景を切り取れる。

 センサーの画素数は130万画素で、撮影解像度は静止画1,280×960ドット、動画640×480ドット。絵素材用としては厳しいが、双眼鏡で見つけた「この瞬間!」をメモとして残しておくにはいいだろう。電源は単3乾電池×2で、液晶ファインダーもないため、そこそこ長時間動作しそう。本体上面のボタンで電源オン/オフができるので「必要になるまで電源オフ」という運用も可能だ。

 記録媒体はmicroSD/SDHC(32GB対応)で、接続端子としては、USB端子が用意。USB端子をPCに繋げることでmicroSD内のデータを参照できる。

中央にあるものがデジタルカメラで、130万画素 本体上部にあるスイッチで撮影・録画を行なえる。左がシャッター、右が録画ボタンだ
実機での撮影データ。メモ用としては十分なレベルだ 左写真の構図で「1倍相当」を通常のデジカメで撮影したもの。「10倍」の度合いの参考にしていただきたい

 というわけで、撮影部分については「メモ用」に割り切った仕様だが、双眼鏡としてはさっぱりした作りになっており、ピント調整リングや視度補正リングも搭載しているため、「デジタル部分はおまけ」という感覚で選んでも邪魔にならず運用できるものと思われる。

 個人的には旅先などで使うローコストな双眼鏡として重宝しそうな印象が強い。もっぱら運用先が減りつつある双眼鏡だが、ちょっと確認したい場合にはやはりカメラよりも楽。ついでに絵は荒いがメモ写真を撮りたい人に本製品は意外とマッチするかもしれない。

動画・静止画撮影が可能なデジタル10倍双眼鏡 DN-12393
http://www.donya.jp/item/26984.html

 
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