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今回のアイテムは「Bluetoothシャッターボール DN-10161」。ビジュアル重視のリモートシャッターデバイスだ。
最大30m先からiPhoneやAndroidのシャッターを切れる上、どうやら謎な仕様も搭載しているよう。実売価格は1,999円(税込み)だ。
普通はスマホ本体のシャッター機能を使えば良いが、定点撮影や三脚を使用した場合は、タイマー撮影機能に頼るほかなかった。
強化され続けるスマホのカメラ。最近の製品は1,300万画素のものも多く、搭載するSoCの高性能化とも相まって使い勝手もなかなかいい。とにかく気軽に撮影できるため、日常シーンはもとより、イベントでもスマホやタブレットをかざして撮影するシーンがごく当たり前になった。
そんな時、時々欲しくなるのが、遠隔シャッターだ。定点撮影や夜間撮影など、三脚を使って手ブレを抑えたい場合や、みんなで記念撮影する場合、普通はタイマー撮影をすることになるが、「ここぞ」というタイミングはとりにくい。
しかし、今回の「Bluetoothシャッターボール DN-10161」があれば、最大30m先からシャッターを切れるというわけだ。
本体自体はただのボールで、シャッターボタンのみ | 中にはボタン電池と基板がある | ストラップがあるため、端末にセットしたり、カバンに引っかけたりも容易 |
「Bluetoothシャッターボール DN-10161」は、見た目はただの直径32mmのボールであり、そこから伸びる8cmのシリコンストラップとアクセサリーなデザインになっている。本体側の機能としては、電源を内蔵しており、ボールにあるシャッターボタンのみになる。
リモートシャッターを行なうには、対応アプリである「ShutterPanorama」が必要になる。iOS版とAndroid版が用意されており、iOS版については、iPhone 5sとiPhone 5、iPad Airでの動作を確認。OS VersionはiOS 7.0.3。iOS 6でも動作すると思われる。
Androidについては、AQUOS PHONE EX SH-04Eでは動作しなかったが、Xperia tablet Zでの動作は確認できた。「ShutterPanorama」は超シンプルなカメラアプリとしても、アプリ単体で利用可能なので、まずはアプリの動作チェックを済ませておこう。なお、AQUOS PHONE EX SH-04Eの場合は、アプリ起動直後に強制終了になったため、うまく動作しない場合はこのパターンになると思われる。
カメラアプリのインターフェイスはさっぱりしている | 設定ではペアリングの再設定ができるだけで、カメラアプリとしてはiOS純正アプリよりも機能が少ない |
使用方法自体はとてもカンタンで、アプリを起動した状態で本体側のシャッターボタンを押すだけでペアリングが完了する。もちろん、初回のみなので以降はアプリを起動するだけですぐに使用可能だ。
使い勝手はというと、シャッターのレスポンスもいいし、最大30mの有効レンジも十分すぎる。「シャッターを切る」という機能については十分すぎる印象だ。
アプリ側にはLEDフラッシュの設定とアウトカメラ・インカメラの切替えしかないためシンプルだが、だいたいリモート撮影が必要になるシーンは、複数人で撮影したいとき。複雑な設定なんぞは二の次だから、これはこれで正解だろう。
さて、上海問屋ページには記載されていないのだが、どうやら謎の応用機能(?)があるようだ。
というのも、この製品、ペアリング時の認証がどうにも簡素。「これはもしかして、Bluetoothから何かしらの送信をただキャッチしてるだけじゃないかなあ……」と思い、複数のiOSデバイスに「ShutterPanorama」をインストールしてみたところ、あっさり同時にシャッターを切ることができた。
とりあえず、手元にあった3台のiOSデバイス(iPhone 5sとiPhone 5、iPad Air)では動作しており、ひとまず何台までOKなのかが気になるところ。やたらとデバイスを持っているヒトバシラーなユーザーさんは、ぜひ本製品を買っていただき、同時に何枚までいけたとかAKIBA PC Hotline!のTwitterアカウントに報告してもらえると、筆者は大喜びである(なお、複数台シャッターについては上海問屋は保証しないと思われるので、その点は注意いただきたい)。
というわけで、3台並べて撮影テスト。左から、iPad Air、iPhone 5、iPhone 5sだ。なんかデコられているが仕様だ | iPhone 5sからの1枚。そのまんま撮影されているだけである |
複数同時にシャッターを切らせたい場合、注意したいのは、アプリを初回起動状態でセットした後、離れてからシャッターを切っても1台しか反応しないことが多いこと。近くで1回シャッターを切り、複数同時にシャッターが切れたのを確認してからだと、なぜか離れた後でも上手く行く。また、このとき面白いのは、端末ごとに微妙にシャッターを切るタイミングがわずか異なることだ。
すぐに使い道は浮かばないが、もしかしたら「電波が届く端末は全てシャッターを切ることができる」なんて仕様だという可能性もある。なかなか応用心をくすぐられる、胸アツな仕様である。
Bluetooth シャッターボール DN-10161
http://www.donya.jp/item/25876.html
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