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第5回 フラッグシップと銘打つにふさわしい一台!最新テクノロジ搭載PC 「Endeavor Pro3000」
第4回 何を買えば良いのか迷ったらコレ!バランスの良いB5モバイルPC!「Endeavor NT331」
第3回 TV-PCをお探しの方には一押し! TVチューナー内蔵スリムタワーPC「EDiCube MW3300H」
第2回 高速CPUと大画面の威力に大満足! ハイエンドノート「Endeavor NT7100Pro」
第1回 プライスパフォーマンスに優れた バリューモデルがスペックアップして登場!「Endeavor AT951」
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PCご意見番 大原雄介の即買いコラム
大原雄介 第4回 2004.06.18掲載
何を買えば良いのか迷ったらコレ!バランスの良いB5モバイルPC
Endeavor NT331
▲ 重量、約1.54kgのB5スリムモバイルノート「Endeavor NT331」
 第4回目もノートPCである。前々回取り上げた「Endeavor NT7100Pro」は、ノートとは言ってもデスクトップ代替向けで、飛行機や車での移動を前提としない限り、ちょっと持ち歩く気にはならないサイズ。実際、前回EPF2004の取材に持ち込んだものの、デスクトップ代替えマシンとして設計されているノートを持ち運ぶには少々無理があった。これに対して、今回取り上げる「Endeavor NT331」はB5サイズのモバイルノートで、持ち運びは遥かに現実的であり、さらに本体中面のカラーも4色から選べる面白いモデルだ。そういうわけで、普段の取材のために持って歩くことにしてみた。


■可搬性

 NT331の本体サイズは275×235×31mmと12.1型液晶&高性能CPU搭載のマシンでは非常にコンパクトにまとまり、多くのB5サイズノート用のケースにそのまま収まる。ただ、これは軽量バッテリーを使った場合の話で、長時間バッテリーだと奥行きが245mm、超長時間バッテリーだと265mmになる。バッテリー容量を増すために、後部に突き出すように体積を確保しているためだが、この結果超長時間バッテリーを持ち歩く場合はちょっと邪魔な感じは受ける。とはいえ、極端に邪魔というほどではない。

 重量はというと、これまたバッテリー容量によって変わってくるが、軽量バッテリー/長時間バッテリー/超長時間バッテリーを装着した場合でそれぞれ約1.54Kg/1.68Kg/1.82Kgとなっている。超長時間バッテリーは約7.2時間駆動し、電池容量は6600mAhとかなり大きい(軽量バッテリーで2200mAh、長時間バッテリーで4400mAh)ため、通常の持ち歩きのケースではこれで不足する事態は考えにくい。加えて言うならば、ACアダプタが重量200gと非常に軽量のため、出先でコンセントを確保できる場合はACアダプタ+軽量バッテリー、コンセントの確保が難しければ長時間/超長時間バッテリーなんて使い分けをすることも可能だ。

 必要な装備がすべて内蔵されているあたりもまた、本機の可搬性の高さを特徴付けている。CD-R/RW&DVD-ROMのコンボドライブとPCカードスロット、3 in 1メモリスロット (SDカード、マルチメディアカード、メモリスティック)、USB 2.0×3、IEEE1394×1、VGA×1、10/100BASE-T LAN、モデムまでは標準装備。無線LANはオプション扱いだが、802.11a/b/gのトリプルバンドが選択できる。


▲ EDiCube MW3300H 筐体背面。IEEE1394端子を備える。 ▲ 軽量バッテリーと長時間バッテリーと重量200gの軽量ACアダプタ。 ▲ ドライブは軽量・薄型のスリムコンボドライブ(CD-R/RW&DVD-ROM)


 筆者の使い方だとコンボドライブを使うことはあまりないのだが、これを取り外しても100gも軽くならないほどに軽量・薄型のドライブで、これならば付いていてもそれほど支障がないと思わせる。

 VGA端子が(変換コネクタなどなしで)装着できるのは、出先でプレゼンテーションなどを行う場合にはかなり便利であるし、USB 2.0が3ポートついているのはこの手のノートには珍しく、嬉しい装備である。(トラックポイント/トラックボールを愛好する筆者は、NT331の様なタッチパッドを装備するマシンの場合外部マウスが必須で、このためにUSBが1ポートはマウスのために常に使われるためだ)。

 欲を言えばメモリスロットがCFカードに対応してくれていると最高だったのだが(筆者の使っているE-20は、CF+スマートメディアである)、最近はSDカードの方がむしろ多数派だからこれは仕方がないところだ。総じて、不満のない作りになっていると言える。


▲ Endeavor NT331 右側面。USBスロットとVGA端子を備える。 ▲Endeavor NT331 左側面。コンボドライブと3 in 1カードスロットを備える。 ▲ キーボードの右上に電源スイッチ、左上には無線LANスイッチを備える。


■使い勝手

 今回試用したモデルはCPUがインテル(R) Pentium(R) M プロセッサ 1.50GHz、メモリ256MB、HDD 30GB、無線LAN内蔵で、Microsoft(R) Windows(R) XP Home Edition搭載、カラーは標準のマットブラックである。この構成で\166,950という価格になる。

 筆者の希望構成としては、NT7100Proの所でも書いたが、自宅にNT Domainを立てている関係で、Microsoft(R) Windows(R) XP Professionalは必須だし、Windows(R) XPの場合、512MBはほしいところだ。HDDも原稿と資料、メールのバックアップだけで30GBを超えるので最低40GB、できれば60GBということになる。これだけの構成となると、価格の方も\205,800まで上がるが、それでもかなりお得な構成であると思う。

▲ メモリとHDDはドライバ1本で簡単に追加や交換が可能。
 ちなみに差額はというと、メモリが512MBの追加で\31,500、HDDが30GB→60GBで\10,500といったところ。一見メモリが割高に見えるが、利用しているのが200pinのSO-DIMMではなく174pinのMicroDIMMなためで、秋葉原などでの市場価格は大体\35,000だから、やはりBTOで最初に選んでおいたほうがお得である。

 まぁ今回は手持ちのパーツでこの構成に組みなおして使ってみたわけだが(余談ながら、このあたりを簡単に手が入れられやすいのもNT331の利点である。ドライバ1本で簡単にメモリの追加やHDDの交換が可能だ)、普通に使う分にはまったく問題を感じない。移動中はそれほど高いCPU能力を必要としない関係で、コントロールパネルの電源プロパティで「バッテリーの最大利用」を常に選ぶと、自動的に動作クロックは600MHzに落とされるわけだが、メモリを追加した威力もあってか動作は極めてスムーズ。

大体持ち歩くときの用途といえば、

・PHSもしくは無線LAN経由でMail/Webアクセス
・講演/発表会などで要点のメモ
・デジカメで撮った写真をコピーして確認
・関連資料(大体はPDF)を参照

▲ (Photo01) この画面は撮影のためにバックライトの輝度を最高にしているが、当然通常は輝度は最低に落として使っている。もっとも、発表の最中などはプレゼンテーションの表示のために室内は暗いことが普通なので、輝度最低でもほとんど困らない。
などが主な用途であるが、Mail/Webアクセス程度はともかく、撮影した写真の確認とかPDFの参照となるとしばしばCPUパワーを必要とするが、NT331ではこうしたケースでもストレスは感じない。おまけに、この程度だとほとんど電池も減らない。実際、30分ほどのある発表会に参加した(この間は常に電源Onだった)直後の電池の減りは、わずか3%(Photo01)程度。まぁ電池の減り方は次第に急になるから、30分で3%なら100%使い切るまで1000分持つか、というとそんなわけはないのであるが、これならロングバッテリーでなくてもちょっとした発表会には十分使える印象を受ける。無線LANのOn/Offを機械的スイッチで操作できるのも好感が持てる。まだまだ無線LANをOnにしたときの消費電力は大きめだから、不要な時にまでOnにしておくと、無駄にバッテリー寿命が減ってしまうからだ。また、病院など無線を飛ばすのに問題がある場所で、物理的に無線を切れるという効能も見逃せないところだろう。

 一方ACオンでフルパワー動作時はというと、これはもう快適の一言。少なくとも筆者が普段行う作業の範囲(一番重いのはPhotoshopを使っての撮影画像のレタッチだろう)では、ストレスを感じることは皆無であった。

 さらに、このNT331はモバイル系PCでは珍しく、BTOでインテル(R) Pentium(R) M プロセッサ 755までを選ぶことが可能になっている。フォトレタッチや動画編集などのCPUパワーを必要とするアプリケーションもこれ一台で済ませたいならインテル(R) Pentium(R) Mプロセッサ755を、バッテリーライフで選ぶならSpeedstepの恩恵が受けられるインテル(R) Pentium(R) M プロセッサ1.50GHz、価格優先で選ぶならインテル(R) Celeron(R) M プロセッサを選択して、12万円台から購入、というように自分の目的にあわせて、幅広い用途に対応できる数少ないB5-BTOノートといえる。


■というわけで

▲ 選べるカラーバリエーションはマットブラックの他に、ノーブルレッド/ギャラクシーブルー/トゥインクルパープルの3色。今ならキャンペーン中につき、半額で変更できる。
 今回、NT331にはオプションで中面(液晶とキーボード面)のカラーバリエーションが用意されている。ノーブルレッド/ギャラクシーブルー/トゥインクルパープルの3色で、筆者的にはトゥインクルパープルなんかはなかなか上品で良さげに思える。外側は共通して黒(マットブラック)で、ラインに入っている各カラーと相性がいい。今ならキャンペーン期間というのもあって、BTOオプションで差額\2,625(本来は\5,250)でこのバリエーションを選べるから、割といいかもしれない。総じて、B5サイズのモバイルPCとしては良いバランスに仕上がっているのが最大のウリである。それゆえ、仕事からプライベートまで、幅広い範囲をカバーできる製品に仕上がっている。「何を買えば良いのか迷う」といった時にお勧めしやすい製品だ。


Endeavor NT331 主な仕様
最小構成価格 ¥129,150 (税込)
CPU インテル(R) Pentium(R) M プロセッサ、インテル(R) Celeron(R) M プロセッサから選択
OS Microsoft(R) Windows(R) XP Home Edition、Microsoft(R) Windows(R) XP Professional、Microsoft(R) Windows(R) 2000 Professional(ダウングレード版) から選択
チップセット Intel(R) 855GMEチップセット
メインメモリ/
ソケット
256MB~768MB(PC2700 DDR SDRAM)から選択/ オンボード256MB+MicroDIMMスロット(172ピン)×1
液晶タイプ 12.1型TFT XGAカラー液晶
外形寸法
(幅×奥行き×高さ)
軽量バッテリ装着時: 275×235×25~31mm(突起部を除く)
質量 軽量バッテリ装着時: 約1.54kg
ビデオコントローラ チップセット内蔵3Dグラフィックス
ハードディスク
ドライブ
20~60GB(UltraATA/100)から選択
CD/DVDドライブ
(スリム)
コンボドライブ
LAN 無線LAN無しモデル : 100Base-TX/10Base-T
無線LAN搭載モデル : 2.4GHz無線LAN内蔵(IEEE802.11a/b/g準拠) 100Base-TX/10Base-T
インターフェース USB2.0×3、IEEE1394(4ピン)×1、VGA(ミニD-Sub 15ピン)×1、他
PCカードスロット Type II ×1(CardBus対応)
メモリカードスロット 3 in 1スロット(SDカード、マルチメディアカード、メモリスティック<Proに対応)>)

Endeavor NT331の詳細はこちら

大原雄介 専門分野を聞かれると困ってしまう何でも屋。カバー範囲はCPUやメモリ、チップセットから通信関係、OS、データベース、医療関係まで多岐にわたり過ぎ。今は愛猫と戯れることを心の慰めにする毎日。
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