Impress Watch
Enterprise Watch PC Watch デジカメ Watch AKIBA PC Hotline! AV Watch GAME Watch ケータイ Watch INTERNET Watch Broadband Watch 窓の杜 Robot Watch 家電 Watch 転職支援
パソコン街 By EPSON DIRECT
EPSON DIRECT
バックナンバー
第5回 フラッグシップと銘打つにふさわしい一台!最新テクノロジ搭載PC 「Endeavor Pro3000」
第4回 何を買えば良いのか迷ったらコレ!バランスの良いB5モバイルPC!「Endeavor NT331」
第3回 TV-PCをお探しの方には一押し! TVチューナー内蔵スリムタワーPC「EDiCube MW3300H」
第2回 高速CPUと大画面の威力に大満足! ハイエンドノート「Endeavor NT7100Pro」
第1回 プライスパフォーマンスに優れた バリューモデルがスペックアップして登場!「Endeavor AT951」
お問い合わせ
電話1本相談しながら購入したいなら 0120-545-101
月~金 9:00~19:00
祝日及びエプソンダイレクト指定休日を除く
ショールーム
最新ラインナップを目で見て触れて確かめられるショールーム
EPSON DIRECT PLAZA
営業時間:11:00~19:00
休業日: 毎週水曜日及びエプソンダイレクト指定休日を除く
メール配信サービス
エプソンダイレクトの最新情報を電子メールでお届けします。登録は無料!
登録/変更はこちら
PCご意見番 大原雄介の即買いコラム
大原雄介 第3回 2004.06.09掲載
TV-PCをお探しの方には一押し!TVチューナー内蔵スリムタワーPC
EDiCube MW3300H
▲ TVチューナー搭載のスリムタワーPC「EDiCube MW3300H」
 EDiCube MWシリーズは、スリムタワーとワイド液晶の組み合わせが特徴的な製品である。現在、MW1000H/P、MW3300H/P、MW3500H/Pという6つの製品ラインナップがあり、今回試用したのは中間に位置するMW3300Hである。

 筐体の大きさは、初回にレビューをお届けしたEndeavor AT951とほぼ同じとなっている。ただ、フロントパネルのデザインはもう少しスタイリッシュとなっており、ドライブカバーがスマートな印象を受ける。カラーリングも、ちょっとパールが入ったやや鮮やかな白系統になっており、プルシャンブルーのストライプと合わせて、あか抜けた印象がある。ちなみにブルーの色はBTOでピュアホワイト/ライトシルバー/エッグイエロー/ライムグリーンが選べるのだが、個人的にはブラックがあれば面白かったのに、と思う。

▲ フロントパネルはプルシャンブルー/ピュアホワイト/ライトシルバー/エッグイエロー/ライムグリーンの5色から選択可能。
 内部構成はというと、これはAT951によく似た構成である。やはりCPUクーラーが外気を直接取り込めるような構造になっており、動作音は非常に静かである。ドライブ稼動時もこの印象は変わらない。ドライブ自体が比較的静かに動く上、外蓋があるお陰でさらに騒音がカットされているのかもしれない。とりあえず筆者宅では何ら問題を感じないレベルであった。
 シリーズ共通の仕様としては、チップセットにはインテル(R) 865GVチップセット、ビデオ機能はチップセット内蔵で、光ドライブにDVDスーパーマルチドライブを搭載している。


▲ EDiCube MW3300H 筐体正面 ▲ EDiCube MW3300H 筐体背面 ▲ Endeavor AT951と同様に筐体側面にCPUクーラーの吸気口を備える


 さてこのMWシリーズのコンセプトは、TV-PCということになっている。ローエンドのMW1000には装備されていないが、MW3300/MW3500はMPEG2エンコーダ付きTVチューナーが内蔵されており、これを使ってTV視聴とか予約録画が可能になっている。もちろんリモコンも付属しており、ワイド液晶と組み合わせて居間に設置し、普段はTV観賞用に使うなんていう方がむしろ正しい使い方かもしれない。

▲ PCIスロットはPCIライザー上に2つ。MW3300HはシングルTVチューナー構成になる
 ちなみに、上位機種のMW3500Hは、MPEG2エンコーダ付きTVチューナカードを2枚搭載しているので、2番組の同時録画が可能になっている。MW3300/MW3500ともに、HDDも最大250GBが2基までBTOで選択可能になっているので、バリバリTV録画に活用したいと考えている人は最初から迷わずアップグレードをしておくべきだろう。

 気になるTVチューナーだが、ノイズを抑えなめらかな映像を再現するデジタルノイズリダクション(DNR)や色にじみやドット妨害を抑えて、クリアな映像を取り込む3次元Y/C分離機能、多重映りや輪郭障害を軽減するゴーストリデューサー、さらにTBC(タイムベースコレクタ)を搭載しており、高画質の映像を視聴、録画することが可能だ。まぁ、後述する筆者の使い方からすればDNRやY/C分離はあまり関係ないが、TBCはかなり便利な機能である。

 ところで筆者はというと、まるっきりテレビを見ない人である。真面目な話、自発的なTV視聴時間は、毎年0である。(食事に入った定食屋さんでTVが流しっぱなしになってて、つい見るともなく見てしまった、なんて類まで入れれば、まぁ年間数時間というところか)従って基本的にはTV-PCには用は無いはずなのだが、ただし「ビデオやDVDは見る」というあたりが事態をややこしくしている。見るものはもっぱらモータースポーツ系の中継(二輪のMotoGPとかSuperBikeとかサイドカーレースとか)や、ちょっと変な映画なんかがその一例である。まぁ最近は、購入の際に必ずDVDを選ぶようにしているので、PCがあれば鑑賞には困らないのだが、厄介なのはちょっと前のもので、これは全部VHSのテープだったりする。こういう場合どうするかというと、仕事場には再生専用のVHSデッキが一台あり、また仕事場のPCの一台にはビデオカードにATIのAll-in-Wonder 128 Proを突っ込んであり、VHSで再生→All-in-Wonderでキャプチャ→画面に表示、という割と馬鹿な構成で頑張って視聴していたりするわけだ。

▲ DVD+RW/+R、DVD-R/RW、DVD-RAMそしてCD-R/RWの機能を一台に集約したスーパーマルチドライブが標準搭載
 ただ、さすがにこういう馬鹿な使い方はそろそろ疲れてきたので、VHS→DVDのダビングをして、全部DVDに統一したいと思ったりするわけだが、こういう場合に役立つのがMW3300などのTV-PCである。リアルタイムでMPEG2のエンコードが可能だし、スーパーマルチドライブを積んでいるので好みのフォーマットでDVDが作成できる(我が家の場合、一部のドライブではDVD+R/RWが読めないので、互換性を保つためにDVD-R/RWをメインにしている)。しかもTVチューナーにはTBC機能が搭載されているため、痛んだ古いビデオテープでも、映像のゆらぎを補正して安定した画像でダビングできる。仕事場の片隅に、VHSのデッキの上に積んでおき、仕事の合間にダビングなんて使い方には最適な機種なわけだ。

 今回は17型ワイド液晶ディスプレイがセットの基本モデルを使ったわけだが、実のところTVを観ない筆者には、ダブルチューナーを積んだMW3500はオーバースペックだし、実際にDVDを何枚か焼いてみた感じではCPUもインテル(R) Celeron(R) プロセッサ 2.60GHzで十分な印象である。HDD容量も、録画がメインで無いから120GBで十分である。唯一不便を感じたのはメモリの容量。いくらWindows (R) XP Home Editionとはいえ、256MBだとほとんどOSでメモリを使い切られてしまい、Symphovision(TV録画/視聴ソフト)を動かすとHDDがガリガリと動き始めて、あまり快適ではない。5000円余りでアップグレードできるので、是非256MB×2の512MB構成としておきたいところだ。

▲ TVチューナボードには高性能ハードウェアMPEG2エンコーダを搭載。MW3500ならば2基搭載によるダブルチューナー構成になる
 ただし筆者と違ってTV-PCとしてバリバリ活用したい人には、TVを見ながら別の作業をすることも考えて、CPUはHT テクノロジ インテル(R) Pentium(R) 4 プロセッサ 2.80E GHzにアップグレードし、HDDを最大の250GB搭載にするのをお勧めする。さらにオリンピックの番組を全録画してやろうなんてユーザーは、ダブルチューナー搭載のMW3500を素直に選択しておくべきだろう。2番組同時表示が可能で同時録画もOKなので、同じ時間に見たい番組が重なっているなんて場合もしっかり両方とも録画できる。

 まぁ筆者の使い方はちょっと極端ではあるのだが、いわゆるAV家電が逆に使いにくい(何しろTVが無い訳だから、画面表示であれこれ操作は大変だし、リモコンをあまり得意としない筆者からすれば、キーボードとマウスで操作できるMW3300の方が使いやすい)環境では使いやすさが光るマシンではある。また、一人暮らしを始める際に、TVとPCがともに欲しい...なんてケースや、家族で暮らしているところに、自分の部屋にもテレビを...なんてケースにも重宝するマシンといえるだろう。基本性能に不満を感じるようなケースはごく稀だろうし、TV-PCをお探しの方には一押ししておきたい。


■EDiCube MW3300H 主な仕様
最小構成価格 ¥99,540 (税込)
CPU HTテクノロジ インテル(R) Pentium(R) 4プロセッサ、インテル(R) Celeron(R) プロセッサから選択
OS Microsoft(R) Windows(R) XP Home Edition、Windows(R) XP Professional(※MW3300P)
チップセット Intel(R) 865GVチップセット
メインメモリ/
ソケット
256MB~2048MB(PC3200 DDR SDRAM)から選択/DIMMソケット(184ピン)×2
TVチューナー ハードウェアMPEG2エンコーダ付TVチューナボード+Symphovision(TV視聴/録画ソフト)
マルチメディア デジカメde!!同時プリント(デジカメ編集ソフト)、Symphomovie(ビデオ編集ソフト)
ビデオコントローラ チップセット内蔵3Dグラフィックス
ハードディスク
ドライブ
120~250GB(Ultra ATA/100)から選択(2基内蔵可能)
CD/DVDドライブ スーパーマルチドライブ (CD-R/RW&DVD±R/±RW&DVD-RAM)
ライティングソフト:B's Recorder GOLD&B's CLiP、DVD再生ソフト:Win DVD(CPRM 機能対応)
USBスロット 2.0×4(前面×2、背面×2)
ドライブベイ
(空き)
HDD専用3.5型ドライブベイ×2(1)、オープンドライブベイ:5.25型×1(無し)
オプションスロット PCI×2(うち1つはTVチューナボード使用済/空き1:ボード長178×幅108mmまで)

EDiCube MW3300Hの詳細はこちら

大原雄介 専門分野を聞かれると困ってしまう何でも屋。カバー範囲はCPUやメモリ、チップセットから通信関係、OS、データベース、医療関係まで多岐にわたり過ぎ。今は愛猫と戯れることを心の慰めにする毎日。
ページ上部へ
トップページに戻る

インテル(R) Celeron(R) プロセッサ