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第4回 何を買えば良いのか迷ったらコレ!バランスの良いB5モバイルPC!「Endeavor NT331」
第3回 TV-PCをお探しの方には一押し! TVチューナー内蔵スリムタワーPC「EDiCube MW3300H」
第2回 高速CPUと大画面の威力に大満足! ハイエンドノート「Endeavor NT7100Pro」
第1回 プライスパフォーマンスに優れた バリューモデルがスペックアップして登場!「Endeavor AT951」
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PCご意見番 大原雄介の即買いコラム
大原雄介 第1回 2004.05.25掲載
プライスパフォーマンスに優れたバリューモデルがスペックアップして登場!
Endeavor AT951
▲ Endeavor AT951。外形寸方は99×383×310mm(幅×奥行×高さ)
 Endeavorシリーズは、EPSON DIRECTの中ではバリュー向けといった扱いになる。構成としてはAT950と同じ筐体に、HTテクノロジ インテル(R) Pentium(R) 4 プロセッサ、インテル(R) Pentium(R) 4 プロセッサもしくはインテル(R) Celeron プロセッサとインテル(R) 865GVチップセットを組み合わせたものになる。実機を見るとかなりスリムな感じがする。縦置きが前提として、スタンドまで付属しているから、倒れたりする心配はない。

 今、「同じ筐体」と書いたが、厳密にはちょっと異なっている。今回のAT951の最大の特徴は、最新のCPUでも騒音が29dB(縦置き時)という低いレベルに抑えられることだ。これを実現するため、大径のCPUクーラーが外気を直接側面から取り込む構造になっており、このために多少ケースも加工されている。実際の騒音レベルはというと、筆者の環境では部屋の音の方がうるさくて、まったく音が聞こえない程度だった(笑)。


▲ Endeavor AT951筐体正面 ▲ Endeavor AT951筐体背面 ▲ 筐体側面にCPUクーラーの吸気口


 内部構造は相変わらずのEPSON DIRECTらしさに満ちあふれている。ローレットねじを2つ外すとケースが開き、さらに十字ビスを2本外すとPCIライザーとドライブベイが展開するおなじみの構造。PCIライザーのフレームは、カードの保持と同時にケース全体のストレスメンバーになっており、この結果、サイズと重量の割に剛性は高い。この手のケースの場合、強度が弱くてひずみを起こすものが少なくないだけに、貴重な存在である。ただ、その代わりとして通常のマザーボードは利用できなくなる。AT951もまた、EPSON DIRECT独自のマザーボードを利用している。最近では、BTOメーカーも台湾メーカーの汎用のマザーボードを使って構成することが多いが、かたくななまでに独自設計のマザーボードを使うあたりが、EPSON DIRECTらしいと言える。また、筐体色はオーソドックスな薄いベージュ系を踏襲しており、使う人や場所を選ばない。

 このサイズにしては拡張性は高めで、3.5inchのオーブンベイが1本、PCIの拡張スロットが2本用意されている。ただこのオープンベイ、HDDの増設は無理ではないが、むしろFDDや各種リムーバブル向けといった扱いなので、増設が必要ならUSB 2.0ポートないしIEEE1394カード経由なりで、外部に増設するほうが良いだろう。


▲ 筐体内部。チップセットにIntel(R) 865GVを採用したEPSON DIRECT独自のマザーボード ▲ 十字ビスを外し、PCIライザーを取り外したところ。3.5inchのオーブンベイが1本、PCIの拡張スロットが2本用意されている


 OSはWindows(R) XP Home Editionがプリインストールされているが、他にWindows(R) XP Professional も選択できる。その他、Windows(R) 2000 Professionalのライセンスを持っている人のためにダウングレードというサービスも用意されている。また、余分なアプリケーションがテンコ盛り、というありがちなパターンに陥っていないところも好感が持てる。

 さて、使い勝手はどうかというと、通常の利用であればそれほど問題は感じない。「それほど」というのは、動作感に若干“Windows(R) XPで256MBメモリはやはり少々キツイかな”と感じるところもあるからだ。インテル(R) 865GVならばメモリバスを2チャンネル持っており、これを並行動作させることで帯域を確保できるので、試しに512MBも構成にすると驚くほど操作感が改善された。BTOでこれを選んでも、それほど価格はアップしないので、ぜひお勧めしたい。

 以上、メモリだけ足せばパーフェクトといった感じである。価格は最小構成で46,830円(税込)と、5万を切っている。メモリを512MBにしても60,480円である。まぁBTOの常として、あれもこれもと盛り込んでゆけば当然価格は上がるだろうが、とりあえずこの60,480円の構成で満足ゆく使い勝手が得られることは間違いない。「居間専用マシンがほしい」とか「ノートだけだとちょっと不便」とか「オフィスでとにかく1人1台マシンが必要」なんていう場合に、特にお勧めしたい。


Endeavor AT951 キャンペーン実施中
EPSON DIRECTでは、先着5000台に限り、メモリを128MB→256MBへ無償でアップグレードしてくれるメモリアップグレードキャンペーンを実施中!
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■Endeavor AT951 主な仕様
最小構成価格 ¥46,830(税込)
CPU HTテクノロジ インテル(R) Pentium(R) 4プロセッサ、インテル(R)Pentium(R)4プロセッサ、インテル(R) Celeron(R) プロセッサから選択
OS Microsoft(R) Windows(R) XP Home Edition、Windows(R) XP Professional、 Windows(R) 2000 Professional(ダウングレード版)から選択
チップセット Intel(R) 865GVチップセット
メインメモリ/
ソケット
128MB~2048MB(PC3200 DDR SDRAM)から選択/DIMMソケット(184ピン)×2
ビデオコントローラ チップセット内蔵3Dグラフィックス
ハードディスク
ドライブ
40~250GB(Ultra ATA/100)から選択(2基内蔵可能)
CD/DVDドライブ CD-ROM、コンボドライブ、スーパーマルチドライブから選択
USBスロット 2.0×4(前面×2、背面×2)
ドライブベイ
(空き数)
3.5型×2(1)、5.25型×1(無し)
オプションスロット PCI×2(ハーフサイズ:ボード長178×幅108mmまで)

Endeavor AT951の詳細はこちら

大原雄介 専門分野を聞かれると困ってしまう何でも屋。カバー範囲はCPUやメモリ、チップセットから通信関係、OS、データベース、医療関係まで多岐にわたり過ぎ。今は愛猫と戯れることを心の慰めにする毎日。
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