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第5回 フラッグシップと銘打つにふさわしい一台!最新テクノロジ搭載PC 「Endeavor Pro3000」
第4回 何を買えば良いのか迷ったらコレ!バランスの良いB5モバイルPC!「Endeavor NT331」
第3回 TV-PCをお探しの方には一押し! TVチューナー内蔵スリムタワーPC「EDiCube MW3300H」
第2回 高速CPUと大画面の威力に大満足! ハイエンドノート「Endeavor NT7100Pro」
第1回 プライスパフォーマンスに優れた バリューモデルがスペックアップして登場!「Endeavor AT951」
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PCご意見番 大原雄介の即買いコラム
大原雄介 第2回 2004.06.01更新
高速CPUと大画面の威力に大満足!ハイエンドノート
Endeavor NT7100Pro
▲ Endeavor NT7100Pro。外形寸方は354×273×22~34mm(幅×奥行×高さ)で質量は約3kg(バッテリ含む/最小構成時)。
 さて、第2回目はノートPCである。従来のハイエンド機種はEndeavor NT7000Proという製品だったが、これがバージョンアップしたNT7100Proが今回取り上げる製品だ。15.4型のワイド液晶を搭載し、ビデオチップをMobility Radeon 9700にアップグレードしたA4サイズの2スピンドルノートPC、いわゆる“デスクトップ代替ノート”といわれるジャンルのマシンだ。
 本来はモバイル用途に使用するというよりは、自宅内で持ち運んで、その高性能さを活かしての作業や、ワイド液晶でDVD鑑賞を楽しむといった用途に使用される製品ではあるが、折りしも筆者はちょうどEmbedded Processor Forum 2004の取材のために渡米することになっている。そこで、いきなりアメリカまで持ってゆくことにした。今回はその過程でのNT7100Proの使用感をお届けしよう。


■前準備

 もともと取材といえば、資料や原稿など事前に大量のファイルを下準備として用意する必要がある。通常、複数台のPCを持ってゆくので、必要な環境を作るのはそれほど難しくない。今回届いた試用機はWindows(R) XP Home Editionがインストールされていたが、筆者はこれをWindows(R) XP Professional にアップグレードした。が、このあたりはそもそもBTOオプションで好きなものを選べるので、最初から選んでおけば良いだろう。

 さて、環境移行で早速NT7100Proは、その威力を発揮した。筆者宅はファイルサーバーとの接続をすでにGbE(Giga bit Ethernet)化しており、主要なデスクトップはすべてGbEで接続されている。もちろん100BASE-TXと比べて実際に10倍になるわけではないが、それでもファイルからの読み込みは最大で40MB/sec程度になる。100BASE-TXでは10MB/secそこそこだから、これは大きな差だ。ところが、通常ノートPCにGbEが搭載されていることは少なく、せっかくのGbEもノートに関しては宝の持ちぐされ状態だった。ところがNT7100Proは、オンボードでGbEを搭載しており、GbE LANの恩恵をフルに受けることが可能だ。実際、原稿やPDF化した資料・メールなど全部あわせて30GB弱のデータを転送するのに必要だった時間は1時間弱。同じことを100BASE-TXどまりのノートでやると3時間強かかるだけに、この手軽さは捨てがたいものがある。

 ちなみにこれはまるごとコピーの場合の数字で、通常はフリーソフトのMFSYNCを使ってファイルサーバと同期を取ることにしている。このソフト、必要なファイルのみのコピーを行ってくれるので便利なのだが、コピーに先立ってディレクトリ構造を全部リストアップ・ソートした後に比較を行い、ファイルを選ぶという操作が必要になる。ここではCPUパワーがかなり必要になるわけであるが、さすがにNT7100Proはインテル(R) Pentium(R) M プロセッサ 745を搭載しているだけあって、非常に早い。体感では、普段利用しているインテル(R) Pentium(R) M プロセッサ 1.30GHzの倍近いスピードで処理が終わる感じだ。結局、NT7100Proの準備は、ほかのマシンの準備中に完全に終わってしまった。

▲ PCカードスロットやメモリカードスロットを左側面に備え、背面にはUSBボート×4基と出力端子を備える。 ▲ 右側面にはドライブを備える。CD-ROM、コンボドライブ、DVD±R/±RWから選択可能。


■移動中

 今回は15.4型WSXGA+(1680×1050ピクセル)TFTカラー液晶モデルを利用したこともあり、さすがにサイズは大きい。外形寸法は最大で354×273×34mm、重量は約3Kgとなる。バックパックに放り込んで、いたるところで気軽に開いて...という使い方には向かない。しかし、移動中はローラータイプのバッグに放り込んで、飛行機&車での移動との前提ならば、それほど障害にならないのも事実だ。

 移動中に使えるか、という点では試しに機内で開いてみたが、エコノミーシートではさすがに存在感があり、大きい。ビジネスシートでは何とかなったが、やはりちょっと大きめの印象は変わらない。ただし、空港に着くとまた話は変わってくる。発着カウンター付近の椅子がゆったりしていることもあって、それほど大きさは感じられず、使い勝手も快適である(Photo 01)。また無線LAN内蔵とあって、すぐにネットワーク接続できるのも嬉しい点だ(Photo 02)。おかげで、メールチェックなども迅速にできるのは非常にありがたい。


▲ (Photo 01) サンフランシスコ国際空港(SFO)の航空会社カウンター付近で。ここでは普通の大きさにすら見える。 ▲ (Photo 02) SFOではT-mobileの無線LANサービスが利用できる。ちなみに壁紙に貼り付けてあるのは、最近我が家で面倒を見ているクロフ(♂)。


■ホテルにて(その1)

▲ (Photo 03) 一番左のマシンはメール専用になっている。ちなみに3台のマシンは、ブロードバンドルーターで接続している(NT7100Proの左にちょっと見えているのがお分かりだろうか?)
 さて、ホテルではこんな感じで原稿を書いている(今もまさにこの状態だ)。NT7100Proは大画面を生かして撮影した写真のレタッチやWebアクセスを行い、隣のマシンで原稿を書くといった次第。画面を見ながら原稿を書くことが多いので、こうしたやりかたが一番リーズナブルなのである。

 さすがに大画面とあって、レタッチが非常に楽なのは大変に嬉しい。とはいえ、Photoshopで何枚も画像を開くとちょっとメモリ不足気味。今回は512MB構成となっているが、1GB位に強化しておいたほうが便利かもしれない。ただそれを除くと、利用環境は快適この上なかった。いっそ原稿もNT7100Proで書いたほうがいいかもしれないが、そうすると写真のレタッチを小さな画面で行わなければならず、その方が不便であろう。ただ、「1台しか持ってゆきたくない」というのならば、これは迷わずNT7100Proをお勧めしたいところ。CPUパワーと大画面の威力は、一度味わうと癖になりそうだ。(Photo03)。


■ホテルにて(その2)

 ところで取材のついでに寄ったFry'sで、ちょっと昔懐かしい映画がDVD化されているのを発見、衝動買いしてしまった。というわけで早速仕事の合間に鑑賞会を開いたわけだが、こうしたケースではワイド液晶が実に効果的である。さすがに大画面は美しい。加えて、音がいいのも嬉しいところ。B5サイズノートに音質を求めるのは土台無茶なので、普段はヘッドホンを使って音を鳴らすわけだが、NT7100Proは再生ソフトWinDVDの機能としてバーチャルサウンドを実現するSpatializerが搭載され、実にリアルな良い音を楽しめる。DVD±R/RWのコンボドライブが内蔵されているのは、やはり便利だと再確認できる一面である。


■というわけで

 まだ筆者はアメリカにいるのだが、NT7100Proは非常に大活躍している。通常は家の中で使いたいマシンではあるが、今回のような出張ではパワフル・重装備なマシンの方が便利だし、NT7100Proはこの要件を満たしたマシンであると断言できる。ただし、エプソンダイレクトでは海外での使用は保証していないので、海外では自己責任のもと使用する必要があるという点には注意してほしい。

 とにかく、NT7100Proは自宅内でDVD鑑賞、3Dゲームを楽しむいった用途から、出張先でもヘビーにPCを活用するといった用途にまで幅広く対応できる一台に間違いはない。 パーソナルユースからビジネスユースにまで幅広くPCを活用したいユーザーにおすすめの一台といえるだろう。


■Endeavor NT7100Pro 主な仕様
最小構成価格 ¥153,300(税込)~
CPU インテル(R) Pentium(R) M プロセッサから選択
OS Microsoft(R) Windows(R) XP Home Edition、Windows(R) XP Professional、 Windows(R) 2000 Professional(ダウングレード版)から選択
チップセット Intel(R) 855PMチップセット
メインメモリ/
ソケット
256MB~2048MB(PC2700 DDR SDRAM)から選択/SODIMMスロット(200ピン)×2
液晶タイプ 15.4型TFT WSXGA+ 、15.4型TFT WXGA あざやか液晶、15型TFT SXGA+ から選択
ビデオコントローラ ATI MOBILITY RADEON(TM) 9700
ハードディスク
ドライブ
40~80GB(Ultra ATA/100)から選択
CD/DVDドライブ CD-ROM、コンボドライブ、DVD±R/±RWから選択
USBスロット 2.0×4(背面)
メモリカードスロット 3 in 1スロット(SDカード、マルチメディアカード、メモリースティックに対応)
LAN 1000Base-T/100Base-TX/10Base-T(BTOでIEEE802.11a/b/g対応無線LAN搭載可能)

Endeavor NT7100Proの詳細はこちら

大原雄介 専門分野を聞かれると困ってしまう何でも屋。カバー範囲はCPUやメモリ、チップセットから通信関係、OS、データベース、医療関係まで多岐にわたり過ぎ。今は愛猫と戯れることを心の慰めにする毎日。
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