トピック
9月1日は防災の日 年に1回「防災リュック」を見直そう
2024年8月30日 08:20
9月1日は防災の日。1923年9月1日に発生した関東大震災が由来となっており、最近も地震や台風が頻発していることから、防災への意識が高まっている方も多いのではないでしょうか。
自宅用に「防災リュック」を備えるほか、外出時は「防災ポーチ」を持ち歩くというのも普及してきています。
防災リュックや防災ポーチは一度作ったらそのままという人も多いと思いますが、中に入れている電池や非常食には使用期限や賞味期限があります。防災の日を機に、一年に一度、防災リュック・ポーチの中身を見直してみましょう。
防災リュック
防災リュックの基本の中身は、水、食料品、懐中電灯、携帯ラジオ、衣類、タオル、ウエットティッシュ、充電器、電池、笛、軍手、携帯トイレ、絆創膏、マスク、雨具、ビニール袋、救急グッズ、常備薬など。
その中で、電池は未使用でも自然に放電するため、使用推奨期限が定められています。マンガン電池は2~3年、アルカリ電池は5~10年が使用推奨期限。期限を過ぎても使えなくなるわけではありませんが、その期限内に使用することをすすめています。なお、二次電池(充電式電池)には使用推奨期限はありません。
使用推奨期限はパッケージや電池本体に記載されていることが多く、期限が近づいているようであれば普段使いに変更し、防災リュック用には新たに買い直すのが良いでしょう。
備蓄に適した、10年保存できる「防災電池」という商品もあるので、期限の確認が面倒な場合は、備蓄用にこうした電池をストックしておくのもオススメです。
台風などで電気やガスが止まったときに便利なカセットボンベも有効期限があります。一般的にカセットボンベは製造日から約7年以内に使い切ることが推奨されており、有効期限内だとしても、ゆがみが生じているもの、サビているものは、ガス漏れが起こり事故につながる可能性あるので使わないようにしましょう。
このほか防災食や飲料水などの賞味期限チェックもマストです。防災食の期限が近づいている場合は、いざというときに備えて調理方法などを確認しながら食べれば無駄なく消費できます。
もしまだ防災リュックを持っていないという人は、これを機に中身がセットになっているものを買っておくと一から集める必要がなく簡単に用意できます。歯磨きシートや水のいらないシャンプーなど、細かな衛生用品は別で買って入れておくのも良いでしょう。
防災ポーチ
外出時のもしもに備えて「防災ポーチ」の持ち歩きも推奨されています。基本となる防災ポーチの中身は以下のとおり。
- ライト
- 笛
- 飴やチョコ
- 扇子
- マスク
- コンタクトレンズ
- 絆創膏
- 簡易トイレ
- レスキューシート
- 常備薬
- ゴミ袋
- 除菌シート
- モバイルバッテリー
- ハンカチ
リストには飴やチョコが入っていますが、夏場は溶けやすいため塩分タブレットやミント系タブレットもおすすめ。また、ハンディファンではなく扇子がリストに入っているのも、ハンディファンだと充電が切れる可能性があるため、いつでも使えてかさばらない扇子がポーチには適しています。
防災リュック同様、防災ポーチも中身が一式揃ったセットが豊富に販売されています。ぜひチェックしてみてください。