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オミクロン株に対応 ワクチン4回目接種した

新型コロナワクチンの「4回目」接種が始まっています。5月から高齢者や医療従事者、基礎疾患のある人向けに4回目接種が始まっていましたが、一部の自治体では9月末ごろから一般向けの接種もスタートしています。

9月20日からは「オミクロン株(BA.1)」対応の2価ワクチンの接種もスタートしており、これから4回目接種の人はオミクロン対応のワクチンも選べるようになります。3回目接種から5カ月以上経過している必要がありますが、筆者は2月末に3回目を接種しているので、条件は満たしていました。

筆者の住む東京 世田谷区でも、7月末ごろに4回目の接種券が配布され、9月27日からは12歳以上の全ての人が接種の対象となり、オミクロン株(BA.1)対応のワクチンも選択可能となっていました。当初はもう少し冬が近づいてから打とうと考えていましたが、試しに予約サイトを見てみたところ翌々日以降の予約がかなり自由に取れる状況になっていたので、早速予約して4回目接種してきました。

4回目接種ってもう始まってるの?

筆者の周りでは、移動や海外出張を頻繁に行なっている人が多く、ワクチン接種については、かなり積極的な人が多い印象です。そのため1~3回目は予約開始からすぐに打っている人が相当数見られました。

一方、4回目接種はそこまでの注目度はないようで、「4回目取った」と話すと「もう始まっているんだ」という反応が多いようです。コロナ禍が長引き、また徐々に行動制限も緩和されてきたこともあり、ワクチン接種への積極性は薄れてきたというか、「またやるの」的な反応も見受けられます。ワクチン接種は任意ですが、個人的にはオミクロン株対応ということで、4回目も積極的に打ってもいいかなとは思いました。

また、従来は区の接種よりも職域や自衛隊の大規模接種会場のほうが早く始まっていましたが、今回は自治体のほうが動きが早いようです。そのため、全国的な注目度があまり高まっていないようにも感じられます。

ともあれ。自治体の予約サイトを見てみると、土曜日以外のほぼ全ての日程が空いていたので、10月2日に4日の予約を取りました。なお、筆者は1-3回目まではモデルナのワクチンを接種していましたが、4回目はファイザー(オミクロン対応)でした。接種会場によってワクチンの種類も変わってきます。

接種は30分程度で終了

会場にに持っていくものは、以下の4点です。

・追加接種(4回目接種)用接種券
・予診票
・予防接種済証
・本人確認書類(マイナンバーカード、運転免許証、健康保険証など)

自治体から送られてくる接種券

本人確認書類以外は、自治体から送られてくる接種券に入っているのでそれを持っていくだけです。ただし、予診票は、事前に記載していくと現地で記入する手間が省けるので、なるべく記入してから会場に向かったほうがいいでしょう。

あとは、接種を受けるだけです。接種の流れは、受付から、予診票の確認、予診(医師による問診)、接種、証明書の発行、経過観察(15分。アレルギー等の不安がある場合は30分)などで、概ね30分程度で終了します。実際に、10時30分ごろに会場に入り、50分ごろには接種が完了。15分の経過観察後に退場していました。基本的に流れ作業で、誘導に従うだけで終わります。

接種を受けた「うめとぴあ」(世田谷区立保健医療福祉総合プラザ)

ワクチン接種証明書も更新を

なお、4回目接種を行なったことを証明するには「ワクチン接種証明書」の再発行も必要です。証明書の内容が自動で更新されることはないので、4回目の接種を終えたら再度アプリで接種証明書の発行をしておきましょう。

接種翌日に、接種証明書アプリで再発行を試したところ、最新の4回目接種を反映した証明書が発行できました。

これまで、国内ではあまり使い道がなかったワクチン証明書ですが、10月11日から始まる「全国旅行支援」でもワクチン証明書が必要です(3回接種、もしくは陰性証明が必須)。国内でも行動制限がなくなりつつありますが、感染防止のためのワクチン証明書などの用途は増えるかもしれないので、こうした機会に証明書発行を検討してもいいかもしれません。