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IE終了。Webブラウザーの乗り換えにやるべきことは?
2022年5月17日 08:20
「Internet Explorer」(インターネット・エクスプローラー)はご存じですよね。Windowsパソコンに標準でインストールされていたWebブラウザーです。略称は「IE」(アイ・イー)。普段アプリの名前を意識しない人でも聞いたことはありますよね。
1990年代後半~2000年代前半は、高いシェアを誇り「インターネット=IE」といった印象でした。20年以上の歴史があり、まさに「インターネット」の「エクスプローラー」の役割でしたね。しかし、そんなIEのサポートが2022年6月15日に終了すると公式に発表されました。
本稿執筆時点で、Windows 10の標準ブラウザーは「Microsoft Edge」(Edge/マイクロソフト・エッジ)とされつつ、IEも共存している状態。操作に慣れたIEを使い続けている人もいるでしょう。
期日以降はIEを起動しようとするとEdgeが自動的に起動するとのこと。その時の動作は不明ですが、Edgeへの移行を促されると思います。現在でもEdgeへの誘導は頻繁にアナウンスされており、IEユーザーは以下のような画面を見たことがあるはずです。
IE終了は寂しいですが仕方ありません。今後は「Edge」「Chrome」「Firefox」など、ほかのWebブラウザーを利用せざるを得ないわけです。その時が来て慌てないように、今回はIEに保存されたブックマークやパスワードなどの情報を移行する手順を紹介します。操作自体は簡単。新しいWebブラウザーの指示に従うだけです。
Microsoft Edgeへ移行する
こだわりがなければ、Windows標準のWebブラウザー「Microsoft Edge」で問題ないでしょう。Microsoftも推奨しています。最新版のEdgeはChromiumベースで、動作や速度はChromeとほとんど変わりません。ここでは初回設定が完了した状態から操作します。
これだけでインポート完了です。念のため、取り込んだブックマークとパスワードを確認しておきましょう。
Chromeへ移行する
Googleの提供する「Chrome」は、本稿執筆時点でシェア1位。スマートフォンで利用している人も多いでしょう。自分のアカウントでログインして、ほかのデバイスと“同期”する仕組みを先駆けて実装したWebブラウザーです。
Firefoxへ移行する
Mozillaの提供する「Firefox」は、Web開発向けのプラグインが充実しており、「Chrome」と併用している人も多いです。速度も「Chrome」とほぼ同じと評価されています。インポートは[ブラウジングライブラリー]から操作します。