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新型コロナワクチン、大規模接種センターを予約した
2021年6月17日 11:21
医療従事者、次いで高齢者から接種が始まった新型コロナウイルスワクチンですが、6月に入って59歳以下の年齢層にもワクチンを接種するために必要なクーポンが配布されはじめました。
筆者の住む地域では、64歳以下の住民に向けてワクチン接種クーポンの送付が6月中旬から始まり、40代の筆者の手元にもクーポンが届きました。ただし、筆者の地域では59歳以下かつ基礎疾患を持たない人がワクチン接種できるのは早くても7月からとのことで、せっかく手元にクーポンがあるのに、実際に接種するまでには3週間弱待つ必要があります。
1年以上続くコロナ対策にもだいぶ疲れを感じており、できれば早くワクチンを接種したい、と思っていたところ、自衛隊が開設した大規模接種センターで、6月17日以降であれば、居住地域のスケジュールにかかわらずワクチン接種できることを知り、さっそく予約してみました。
センターは東京と大阪の2カ所。WebやLINEで予約
自衛隊大規模接種センターは東京と大阪の2カ所に設置。東京は千代田区の大手町合同庁舎3号館、大阪は大阪市北区の大阪府立国際会議場(グランキューブ大阪)が会場となり、どちらのセンターも18歳以上でクーポンを持っていれば、居住地域に関係なくワクチン接種を受けることができます。
センターへ向かう移動時間が負担でなければ、エリア外に住んでいる人でも接種を受けることが可能。東京センターは東京駅、大阪センターは新大阪駅または天王寺駅から無料のシャトルバスも運行されています。
予約方法は東京、大阪ともにWeb、LINE、電話の3種類。筆者はWebで東京センターの予約を取ってみました。手元にあるクーポンに記載された市区町村コードと接種券番号に加えて生年月日を入力すると予約画面が表示されます。
予約は接種希望日と会場で絞り込みでき、該当する日にワクチンを接種できる会場が候補として表示され、会場を選ぶとカレンダーと空き状況が表示されます。
空き状況は実際の状況とタイムラグがあるようで、△と表示されているのにクリックしてみると空きがない、ということもありました。空きがある場合は30分単位で空き時間が表示され、好きな時間帯を選択した上で、他の自治体で予約をしていないというチェックを入れれば予約は完了です。
クーポンの情報さえあれば予約の手続きはとても簡単。予約のためにパスワードを新たに設定する必要もありません。また、予定が急遽変わって「申込日に接種できない」という場合も、クーポン記載情報でログインすればキャンセルできます。
大規模接種センターで
なお、日本で接種できるワクチンはファイザーとモデルナの2種類ですが、どちらも間隔を開けて2回接種する必要があり、ファイザーは1回目から3週間、モデルナは1回目から4週間の間隔が必要になります。
また、6月17日時点では自治体での接種はファイザー、大規模接種センターでの接種はモデルナになります。
筆者の場合、居住地域で接種できるのは前述の通り7月以降のため、モデルナが1週間余計に間隔が必要としても総合的には早く2回目の接種が受けられると判断し、大規模接種センターを選択することにしました。
居住地域で接種できるワクチンの種類と時期によっては、大規模接種センターに行っても接種終了の期間は余り変わらない可能性もあります。スケジュールを確認した上で検討してみてください。
また、大規模接種センターでは、6月28日以降は基本的に2回目を接種する人向けの期間となり、1回目接種の予約枠は大幅に少なくなるそうです。この記事を執筆している6月17日時点では、東京、大阪ともに6月20日までの予約はすべて埋まっており、6月21日以降の予約をそれぞれ受け付けています。
【追記】 6月17日14時時点で、東京会場の27日までの予約は終了しました。キャンセルが出た場合は、都度予約枠が解放されます(6月17日16時)
なお、地方自治体でのワクチン接種との重複予約は厳禁です。大規模接種センターで予約する場合は、まず自身が市区町村での予約をしていないことを確認し、大規模接種センターに切り替える場合は、市区町村での予約を取り消しましょう。
接種当日には、接種券(原本)と本人確認書類、予診票が必要となります。また、スムースに接種できるように、半袖のシャツなど、上腕部を露出しやすい服装での来場を呼びかけています。