いつモノコト
100%豆の「ZENBヌードル」は美味しいのか!? パスタやラーメンにしてみた
2021年11月24日 09:00
食材の新たな選択肢として、大豆ミートをよく見かけるようになりました。これは大豆を加工してお肉の食感を再現したもので、最近はハンバーガーチェーン店やコンビニのお弁当などでもよく採用されています。
豆由来の製品はお肉だけでなく麺にも広がっており、SNSで話題になっているのを見かけた「ZENB(ゼンブ)ヌードル」を、興味本位で買ってみたら意外にも良かったので紹介したいと思います。
ZENBヌードルは100%黄エンドウ豆でできた乾麺で、見た目はほぼパスタ。太さは1.6mmのパスタと同じくらいでした。黄エンドウ豆の特徴は、高タンパク・高食物繊維という点。またZENBヌードルでは、1食あたりの糖質を、パスタやうどん、ごはんと比べて30%カットできるそうです。
なお販売会社はミツカングループのZENB JAPANで、ZENBヌードルのほかに野菜をメインにしたパスタソースや、おやつ感覚で食べられる「ZENB VEGE BITES(ゼンブ ベジ バイツ)」なども展開しています。現在は公式サイトのみから購入可能ですが、Amazonアカウントに登録された配送先や決済情報が使える「Amazon Pay」に対応しているのでスムーズに買えました。
調理は、沸騰したお湯で6分茹でるか、容器に水を入れて電子レンジで7分温めるだけで食べられます。
私は基本的にお湯で茹でましたが、初めて茹でたときはかなり豆の香りがして「豆じゃん」と思いました。豆なんですが。そら豆を茹でたときの香りに近く、若干クセがあります。
無印のパスタソースを合わせてみた
茹でたてはかなり豆ですが、パスタソースを掛けてしまえば問題ありません。公式サイトではパスタソースも売られているのですが、手に入りやすさを考えて私は無印のパスタソースを主に使いました。
今回4種類を試したのですが、結論から言ってしまうと全部美味しかったです。「ごはんにかける胡麻味噌坦々スープ」で担々麺のようにして、後はパスタソースとして売られているナポリタン、ボロネーゼ、カルボナーラを使いました。
いずれも味がしっかりしているので、ZENBヌードルの豆っぽさがまったく気になりませんでした。味に慣れてくると、茹でたときの豆の香りも気にならなくなります。
むしろこの豆の香りが好きになってきて、今度は公式サイトに載っている茹で汁を使ったレシピにも挑戦。
ささみを使った鶏塩ラーメンで、ささみとZENBヌードルの茹で汁がだしになります。調味料はレシピでは塩コショウとごま油のみでしたが、ちょっと薄かったので鶏ガラスープを少し足しました。
完成した鶏塩ラーメンは、ほのかな豆の香りが良く、スープは飲み干せるほど美味しかったです。ダイエット中はなかなかラーメンが食べられませんが、ささみとZENBヌードルを使ったこのレシピならラーメン欲がかなり満たせました。
ヘルシーで栄養価の高いZENBヌードルですが、もう1つ良かったのが1束80gと量が少なめな点。市販のパスタは100gずつ束ねられているか、自分で好きな量を決められるかのどっちかで、束ねられていないものだとついつい量を多めにしてしまいます。
最初から80gと量が決められているので、食べすぎ防止にもなりました。私は主に平日在宅勤務のランチをZENBヌードルにしているのですが、外食のときのように食べすぎて午後の集中力が散漫になる、といったことがなくなり快適に過ごせるようになりました。
ダイエットという面では、ZENBヌードルを食べたから痩せた、とは断言できませんが食べ始めてからの体重は微減~維持といった状態です。もちろんこれだけが理由ではありませんが、パスタやラーメンを食べるよりはカロリーも糖質も抑えられるので、ダイエット中に麺類が食べたいときのお助けになっています。
ただ、パスタやラーメンよりは腹持ちせず、お腹が空くのも早めといった印象。私はいつも朝食がっつり、昼食ほどほど、夕食軽めの配分で食事をしているので、ZENBヌードルは昼食にぴったりでした。
朝は極限までお腹が空いてることが多く、朝食にZENBヌードルを食べると昼食まで持たなかったことも。私の場合ですが、朝食より昼食~夕食向けにするのが良かったです。
なお値段に関しては、8食分で1,584円、1食198円になります。市販のパスタ麺と比較すると割高ですが、上記のメリットを考えたら続けられると私は判断しました。まだ試していないレシピがたくさんあるので、引き続きランチの定番として愛用していきたいと思います。