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西鉄電車、タッチ決済を本格導入 西鉄バスは1年延期

2024年3月発表時のイメージ

福岡県を基盤とする西日本鉄道は、西鉄電車・バスにおいて実施していたタッチ決済サービスの実証実験について、西鉄電車での実証を終了し、4月1日から本格導入を開始する。西鉄バスについては実証を2026年3月31日まで延長する。

西鉄電車では、2022年7月から一部の駅で実証実験を開始し、2024年11月に天神大牟田線・貝塚線全駅への導入が完了。1日あたりの利用件数は、24年11月時点の約2,200件から、25年2月時点では約1.5倍の約3,300件と増加し、今後も拡大が見込まれることから、実証実験を3月31日に終了。4月1日から本格導入を開始する。

西鉄バスでは、2023年7月以降、順次対象路線を拡大し、現在では福岡・北九州エリアの5路線で実証実験を行なっている。24年12月からは、博多駅~福岡空港国際線、Fukuoka BRTにおいて完全キャッシュレスバスの実証実験も開始。タッチ決済の利用率は実験前の4%から12月には5%へ増加している。今後も他路線への導入拡大を視野に入れ、知見獲得を目指すため、実証実験期間を26年3月31日まで1年間延長することになった。

対応国際ブランドは、Visa、JCB、American Express、Diners Club、Discover、銀聯、Mastercard。