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「177」が3月末に終了 NTTの天気予報サービス

NTT東日本、NTT西日本が提供している天気予報サービス「177」が、3月31日をもって終了となります。

「177」は、電話をかけている地域の気象情報を聞けるサービスです。1954年9月から東京など5都府県で試行実施、1955年1月1日からテレホンサービス第1号としてスタートし、順次全国へと拡大されました。

1954年9月1日に東京で商用試験が始められた当時、電話番号は「一般の電話番号」だったそうです。9月22日に「222」が使われ、同年11月に開始した名古屋では「501」、大阪では「222」、12月に開始した京都では「288」、神戸では「499」が使われました。

1964年3月から、地域によって異なっていた電話番号を「177」に統一。「イイ テンキニ ナレナレ」という記憶術が考案され、この番号になったといいます。

また、当初は録音再生装置に気象情報を吹き込んでいましたが、1997年以降、音声合成化装置により自動化されています。

終了の理由は、スマートフォン、インターネット等の普及に伴う気象情報の確認手段の多様化などから、利用数が大幅に減少しており、今後もこの傾向が継続する見込みであるためとしています。

現在「177」にかけると、天気予報が始まる前に、3月31日のサービス終了を告知するガイダンスが流れます。また、サービス終了後は当分の間、サービスが終了した旨のガイダンスが流れます。サービス終了後も、ガイダンスが流れている間の通話料金が発生します。

なお、3桁の番号をダイヤルして利用できるサービスや緊急連絡先には、以下のものがあります。


    104:番号案内(2026年3月31日サービス終了)
    110:警察への事件・事故の急報
    113:電話の故障
    115:電報の申し込み
    116:電話の新設・移転・各種相談
    117:時報
    118:海上の事件・事故の急報
    119:火事・救助・救急車
    171:災害用伝言ダイヤル
    177:天気予報(2025年3月31日サービス終了)
    188:消費者ホットライン
    189:児童相談所虐待対応ダイヤル