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パナソニック、EV自宅充電を最適化する「おうちEV充電サービス」
2025年2月25日 15:45
パナソニック エレクトリックワークス社は、電気自動車(EV)の充電管理を最適化する、戸建てEV所有者向け「おうちEV充電サービス」の提供を開始した。
「おうちEV充電サービス」は、無料アプリを通じて家庭の電気代節約をサポートするほか、外出時の充電スポット検索やポイント機能などを提供する。IoT EVコンセントも組み合わせて、最適な充電を提案し、EVユーザーの快適・便利なカーライフの実現を目指すとする。
現在、EVの充電場所は自宅が主流で、同社の調査によると、戸建てEVユーザーの97%が自宅で充電している。多くのユーザーは自宅充電による電気代の増加を体感、電気代がEV購入前の約1.2倍以上になったと回答した人は59%に上る。また、また契約している電気料金プランを切り替え、92%の人が年間10,000円以上の電気代を節約していることも判明した。
今回提供する「おうちEV充電サービス」では、ユーザーに最適な電気料金プランをアプリ上で提案し、電気代節約をサポートする。電力会社と提携し、EVユーザー専用の電気料金プランや、ポイント還元プランなどのオリジナルプランが用意される。
さらに、新たに提供するIoT EVコンセントと通信し、充電量や電気代を見える化する。電気料金の安い時間帯での充電制御を可能にし、より電気代を節約できるようにする。同社はNatureと業務提携契約を締結し、EV充電用コンセントをIoT化する部分では、Natureの「Nature EV Switch」が提供される。同スイッチはパナソニックから先行提供されるが、6月頃をめどにNatureによる展開も行なわれる見込み。
利用にはEV充電用コンセント(200V)とMode2充電ケーブルが、設置には電気工事および外壁もしくは外構工事が必要。
アプリはほかにも、自宅以外でEVを充電する際に活用可能なEV充電スポット検索機能を搭載。アプリを使うたびに、オンラインショッピングやQR決済で利用可能なポイントが貯まる機能を搭載する。
ほかにも、提携した自動車関連企業との協業で、EV乗換前後のコストや車両の下取り価格をシミュレーションでき、保険会社とも提携、EV乗換前から乗換後までカーライフをワンストップでサポートすると謳う。