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ららぽーと名古屋、初のリニューアル 商業とエンタメが融合

センターコート イメージ

三井不動産は、「三井ショッピングパーク ららぽーと名古屋みなとアクルス」(以下、ららぽーと名古屋)をリニューアルし、新店・改装の計35店舗が3月21日より順次オープンする。センターコートの刷新によりイベント空間を創出するほか、みなとアクルスエリアで3月に開業予定のライブハウス型ホール「COMTEC PORTBASE」とエンターテインメントの領域において連携する。

ららぽーと名古屋の開業は2018年9月で、開業以来初のリニューアルとなる。施設の中心に位置する1階のセンターコートの刷新は「リニューアルの目玉」としており、人が自然と集い、交流が生まれる空間へと刷新する。

具体的には、ビジョンの大型化、吹き抜けガラス面へのデジタルサイネージ設置により、イベントと連動したダイナミックな映像による空間演出ができるようにする。また、様々なイベントやポップアップストアに対応できるスペースを確保し、新しい発見や体験と出会える場とする。

2階から見たセンターコート イメージ

子育て世代のニーズに向けては、屋外広場への大型遊具新設、フードコートのキッズゾーン拡充などを実施する。

約8,000m2の屋外芝生広場「みどりの大広場」の一部に、「ふわふわマウンテン」と「ラージフォール&キャナルネット」の2種類の屋外遊具を増設。ふわふわマウンテンは柔らかな素材で作られた起伏のある丘のような遊具で、跳ねたり、転がったり、寝転んだりと、自由な遊び方を楽しめる。

ふわふわマウンテン イメージ

ラージフォール&キャナルネットはアスレチック要素を取り入れた遊具で、ネット状の構造物をよじ登ったり、滑り降りたりなどの遊び方ができる。様々な年齢層の子どもたちが、それぞれの体力や運動能力に応じてチャレンジできるとしている。

ラージフォール&キャナルネット イメージ

3階のフードコート「LaLa Kitchen」のキッズゾーンは、木々や緑に囲まれた公園をイメージした空間へと刷新。子どもの遊び場や、窓際で食事ができる小上がり席、ベビーエリアなどを設置する。

フードコートキッズゾーン イメージ

遊び場エリアには滑り台を新設して子どもが楽しめる場をつくるとともに、成長段階に合わせてエリアを分け、子どもを見守れる席も併設する。

フードコートキッズゾーン全体図

フードコート全体の席数は約800席とし、週末やホリデーシーズンの混雑時でも快適に食事とくつろぎの時間を過ごせるようにする。

1階の食物販エリアは、「みなとマルシェ」として改装。地元名古屋の人気店や全国で注目の食物販店などが出店するという。日常使いからちょっとした贅沢まで、幅広い食のニーズに応えるとしている。

ゾーン内は、食材を運ぶ船が行き交う運河の情景をイメージした環境デザインを採用。各店舗のつながりを高めて一体的なストリート空間を演出し、食材や総菜を見て選ぶ楽しさを提供する。また、イートインスペースも備える。

みなとマルシェ イメージ

施設全体の出店店舗については、愛知県初出店となる体験型エンターテインメント施設「うんこミュージアム」、店内で焼きあげた海老せんべい〈ゆかり〉を提供する新業態の「坂角総本舖」、名古屋ではソウルフードとされる「スガキヤ」など、24店舗が新たに加わる。施設全体の店舗数は約206店舗。

みなとアクルスエリアでは3月20日にライブハウス型ホール「COMTEC PORTBASE」が開業する。船をイメージした外観が特徴で、収容可能人数は立ち見で2,244人、座席で1,070人。東海地方最大級のライブハウス型ホールになるいう。

ららぽーと名古屋は、3月15日、16日に開催されるCOMTEC PORTBASEオープニング記念イベント「テレビ万博2025 NAGOYA」で連携。名古屋市の5局のキャラクターを集める「オリジナルスタンプラリー」を実施し、プレゼントも用意する。また、COMTEC PORTBASEでは、ららぽーとをはじめとする三井不動産グループ商業施設のブースを展開する。

ららぽーと名古屋の所在地は愛知県名古屋市港区港明2丁目3-2。アクセスは地下鉄名港線 港区役所駅から徒歩2分、同線 東海通駅から徒歩3分。敷地面積は約83,200m2、延床面積は店舗棟が約124,700m2、立体駐車場棟が約45,500m2。駐車台数は約3,000台。

三井不動産の商業施設について東海エリアでは、4月に「ららぽーと安城」(愛知県安城市)、秋に「(仮称)三井アウトレットパーク 岡崎」(愛知県岡崎市)がオープンする。