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Google Workspace、Deep Researchに対応

Googleは、「Google Workspace」の「Gemini Advanced」にアクセスできるユーザーに「Deep Research」機能と、最新モデルを20日から提供開始した。英語版から対応予定だが、編集部が確認したところ、日本語環境のGoogle Workspaceでも利用可能となっている。

Deep Researchは、複雑なトピックをGeminiが代わりに調査し、調査結果を包括的で読みやすいレポート形式で提示する機能。ユーザーが何時間もかけて行なう調査を、数分で完了できる。例えば、バッテリー技術の業界や市場動向調査、競合他社調査、顧客調査、授業計画やクラスプロジェクトなどの教育調査などに応用できるとする。

Deep Researchは、一般向けのGemini Advanced(月額2,900円)で、24年12月に英語版で開始し、25年1月に日本語にも対応した。今回Google Workspaceのユーザーで、Gemini Advancedへのアクセスを持つ人も利用可能となった。

Deep Researchでは、関連する数百の記事やWebサイトを分析した上で、トピックに関するレポートを作成。プロンプトでDeep Researchに指示を送ると、調査方針をGeminiが提案し、提案を確認してから調査を進められる。作成されたレポートには出典となるURLなどが付記されるほか、追加質問などでレポートをさらに改善することも可能。

日本語のGoogle WorkspaceでもDeep Researchが利用できた

あわせて、Google WorkspaceにおいてAIモデルの選択にも対応した。従来の2.0 Flashのほか、Deep Research(1.5 Pro with Deep Research)、2.0 Flash Thinking Experimental、2.0 Pro Experimentalなどが選択可能となった。

モデル選択

なお、Deep Researchに類似した詳細調査レポートの機能は、ChatGPT ProやPerplextyなどでも導入されている。