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豊洲二・三丁目地区最後の大規模再開発は「豊洲セイルパーク」に 25年夏開業
2025年2月21日 12:01
IHIと三菱地所は、豊洲二・三丁目地区における最後の大規模再開発となる「(仮称)豊洲4-2街区開発計画」の街区名称を「豊洲セイルパーク(TOYOSU SAIL PARK)」に決定した。建物竣工は2025年6月、開業は25年夏を予定している。
「豊洲セイルパーク」では、2棟の建物(A棟・B棟)、大屋根広場、緑地空間を整備するほか、豊洲エリアの新機能として、インキュベーション施設やシェア企業寮を導入。インキュベーション施設とシェア企業寮を核として、豊かなライフスタイルを創出・発信する場所を目指す。
B棟となる豊洲セイルパークビルは地上15階で、オフィス、店舗に加え、インキュベーション施設「LIFESTYLE LAB "TOYONOMA"」(約1,500m2)と、シェア企業寮「TRIAL HOUSE "TAMESU"」(39戸)などが入居。「豊洲エリアにこれまでなかった」機能を導入する。
A棟は地上18階建てのオフィスビルとなる。大屋根広場や街区周縁部の緑地空間の整備により、街区全体が新たな交流・発信拠点となることを目指す。
街区名称の「豊洲セイルパーク」は、これからの豊洲を推進する帆(SAIL)としての役割を担い、その帆の元に人々が集い交流する公園(PARK)のような開かれた場を目指すという想いを込めたとしている。
インキュベーション施設「LIFESTYLE LAB "TOYONOMA"」は、コクヨが運営。多くの住民やワーカーを抱える豊洲の立地特性を生かした、これからのライフスタイルを生み出す参加型施設とする。リビングのようなメイン空間と、企業の活動拠点となる個室やコワーキングエリア、シェアキッチン、イベントを開催する大会議室、製品展示エリア等を備える。また、テストマーケティングが可能なコミュニティ活動などで、新ビジネス創出のサポートを行なう。
シェア企業寮「TRIAL HOUSE "TAMESU"」はGOODTIMEが運営。ダイニングラウンジや屋上庭園などを整備する。
所在地は、A棟が東京都江東区豊洲2-14-1、B棟が豊洲2-14-2,4,5。A棟の敷地面積は約6,600m2、延床面積は約47,000m2、B棟は約12,893m2、約89,000m2。