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Apple Intelligence、ついに日本語対応へ 4月初旬

アップルは、AI機能の「Apple Intelligence」を4月初旬から日本でも提供開始し、iPhone 16シリーズやM1以降を搭載したiPadとMacのモデルで対応する。米国など英語環境では24年11月から展開し、順次機能強化しているが、日本語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語(ブラジル)、スペイン語、韓国語、中国語(簡体字)などに4月から拡大する。

Apple Intelligenceの「作文ツール」は、文章を書くシーンにおいて、最適な言葉を見つけられるようにする機能。書いた文章の校正や、思い通りのトーンや言葉づかいになるまで、いくつものバージョンを提案できる。また、選択した文章の要約も1回タップするだけで完了する。他社製アプリからも利用可能な点が特徴となる。

「優先通知」は、真っ先に目を向けるべきことを知らせるもの。通知は要約されており、重要な通知だけを優先的にみられるようにする。

「メールの優先メッセージ」は、今日中に返事が必要な招待や午後に乗るフライトのチェックインリマインダーなど、緊急のメッセージを受信ボックスの上部に表示する。

「Image Playground」は、画像から数秒で、新たな画像を生成できる機能。説明や提案されるコンセプト、写真ライブラリ内の人物などを元に画像を作れる。メッセージのスレッドやフリーボード、Keynoteのスライドに合わせたスタイルの調整などに対応する。

また、「ジェン文字」の作成や、画像マジックワンドを使って、ラフスケッチをもとに関連性の高い画像を生成するといったことも可能。

Apple Intelligenceにあわせて、Siriも一新。言語理解能力を強化したほか、必要に応じて音声だけでなくタイプ入力も可能となる。また、Siriとの自然なやりとりや、パーソナルコンテクストを認識、アプリ内やアプリ間のアクションを実行などに活用できる。iPhoneなどApple製品のデバイス機能や設定についても、Siriに尋ねることができる。

Apple Intelligenceでは、オンデバイス処理をiPhone、iPad、Macの基盤に組み込むことで、個人情報を収集することなく認識。デバイス外の情報処理でも、プライベートクラウドコンピューティングにより、プライバシーを保護する。

また、ChatGPTがSiriと作文ツールに統合されるため、ツール間を行き来せずに、ChatGPTの知識にアクセスできるようになる。

対応機種は、iPhone 16の全モデル、iPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Max、iPad mini(A17 Pro)、M1以降を搭載したiPadとMacのモデル。