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大阪駅直結の商業施設「うめきたグリーンプレイス」3月21日開業
2025年2月19日 16:51
JR大阪駅のうめきたエリア地上部で整備が進められている、駅直結のショッピングセンター「うめきたグリーンプレイス」が3月21日に開業する。20の商業店舗のほか、広場、アート、大型バス駐車場が設置される。4月11日にはイノゲート大阪と、3月21日開業のグラングリーン大阪南館を接続する歩行者デッキが開通する。
うめきたエリアではオフィス、ホテル、中核機能施設、商業施設、都市公園、住宅を有する、地区面積約91,150m2の「グラングリーン大阪」の開発が進められている。北館、南館、グラングリーン大阪 THE NORTH RESIDENCE、南街区分譲棟、および都市公園「うめきた公園」で構成され、24年9月6日に先行まちびらきとして、うめきた公園の一部と北館がオープンした。25年3月21日には南館がオープンする。
うめきたグリーンプレイスはグラングリーン大阪に隣接するショッピングセンター。規模は敷地面積約12,500m2、地上3階で、商業施設、歩行者広場、駅前広場、歩行者デッキ等で構成される。
1階は大阪駅(うめきたエリア)地上出口に直結するほか、うめきた公園に隣接。公園利用者も気軽に利用できるようテイクアウトに対応するスイーツショップを展開するほか、グローバルライフスタイルブランド等が出店する。
2階は歩行者デッキで大阪駅と接続。同フロアに設置されるフードコートでは、ランチ時間帯を中心に相当の混雑が予想されることから、JR西日本SC開発とバカンの協業により開発した「AIによる混雑時間帯予測配信サービス」を国内で初めてフードコートへ実装する。
同サービスでは2時間先までの混雑予測を10分間隔でWeb配信し、「いつ行けば空いているか」がわかるようにする。今後は、1週間先や1カ月先といった中長期的な混雑予測を5分間隔などでも配信できるよう、開発検討を進める。
2階にはフードコートのほか、ベーカリーやカフェ、うめきた公園を眼下にのぞめるダイニングレストランなどが出店する。
3階にはシーフードイタリアン、ビストロ、焼肉店、ガストロパブ&スポーツバーなどが出店する。
広場については「緑葉(あおば)の広場」と「緑辺(みどりべ)の丘」を新設。緑葉の広場は1~3階吹き抜け付近にあり、1階から3階まで連なる緑の幹や葉のそばで休憩や待ち合わせができる、シンボル的空間と位置付けている。緑辺の丘は、1~3階の大階段全体を丘と捉え、自然と一体となった空間として設置。緑のそばで一息つける場所として提供する。
アートについては、大阪駅西側エリアにアート作品を展示するプロジェクト「WARP(WEST ART PROJECT)」の第2弾を、うめきたグリーンプレイス開業日に公開する。
駅前広場の大型バス駐車場「うめきたグリーンプレイスバス駐車場」では4月13日以降、大阪・関西万博開催期間中は同駐車場の一部を使用し、万博会場との間の駅シャトルバスを運行する。便数は1日19便。駅前広場ではタクシー乗降場と一般車乗降場の運用がすでに開始されている。
歩行者デッキは、イノゲート大阪2階西端部とグラングリーン大阪南館2階を接続。大阪駅西口方面からうめきたエリアへの新たな歩行者動線となる。
JR西日本グループでは、23年3月の大阪駅うめきた地下口および西口の供用開始に始まり、24年7月にJPタワー大阪およびイノゲート大阪、24年12月にエキマルシェ大阪ウメストの一部を開業した。また、グラングリーン大阪の先行まちびらき時には、うめきたグリーンプレイスと既存大阪駅方面を接続する歩行者デッキを開通するなど、大阪駅西側エリアの賑わい創出に取り組んでいる。JPタワー大阪の地下1階から地上6階で展開している「KITTE大阪」では、2月18日に総来館者数1,000万人を達成した。