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JR東日本、「Suica・決済システム部門」を新設

Suica Renaissanceのイメージ(JR東日本 24年12月発表から)

JR東日本は、「Suica Renaissance」推進に向けた組織改正を行なう。

3月1日付けで、マーケティング本部に「Suica・決済システム部門」を新設。同部門ではSuicaを「移動のデバイス」から「生活のデバイス」へと進化させるための戦略の策定、移動・決済・地域などの生活シーンにおける新たな体験やDXの提供に必要な開発などに取り組む。

JR東日本グループは、中長期ビジネス成長戦略「Beyond the Border」に基づき、Suicaを「移動のデバイス」から「生活のデバイス」へと進化させ、利用者に応じた体験価値を創造する「Suica Renaissance」を進めている。

Suica Renaissanceでは、26年秋頃に「モバイルSuica」アプリによるコード決済などの新たな決済体験を、28年度には利用者に応じた割引やクーポンなどの移動体験の提供を進め、10年以内にはチケットやSF(電子マネー)などのバリューをセンターサーバーで管理するサービスを目指す。その実現のために「Suicaアプリ(仮称)」の提供も予定している。

新部門では、これらの取り組みの中核を担い、Suica Renaissanceを推進していく。

Suicaのロードマップ(JR東日本 24年12月発表から)