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万博の一般道で国内初のレベル4自動運転バス Osaka Metro

Osaka Metroは、大阪万博の来場者輸送を担う舞洲パークアンドライド一部区間で、国内初となる一般道における大型EVバスでの自動運転車(レベル4)の認可を取得した。

道路運送車両法に基づき、運転者を必要としない自動運転車(レベル4)として国土交通省近畿運輸局から認可を受けるもので、近畿運輸局管内では初。これにより万博期間中の4月13日~10月13日まで自動運転レベル4による輸送実現を目指す。

自動運転車(レベル4)では、あらかじめ決められたルート内を周囲の車両や歩行者等を検知しながら、付与された走行環境条件下で自動運転運行が可能。運航区間は、舞洲駐車場から夢洲第1交通ターミナル(但し自動運転バスは舞洲AB駐車場のみ発着)の一部区間だが、並行して運航区間の延長にも取り組んでいく。

ルート全体図
自動運転レベル4区間(舞洲内)

また、舞洲パークアンドライド区間と万博会場内において運行する自動運転バスのラッピングデザインも決定した。デザインコンセプトは、最先端技術への門(ゲート)をイメージした入口から、目的地へ縦横無尽に繋がる道。Osaka Metroを象徴するブルーを基調とし、新しい乗り物が街をアクティブに駆け抜けるイメージを表現している。

大型自動運転車両(舞洲パークアンドライド)
小型自動運転車両(万博会場内)

そのほか、大和ハウスと大阪マルビルは、大阪マルビル跡地に両社が無償で設置するバスターミナルも公開した。敷地内には、仮設の待合所や乗降場、待機場などを設け、地下からのアクセス性を高めるためエレベーターを新設。エレベーターの上部には、大阪万博公式キャラクター「ミャクミャク」の大型バルーンを設置し、大阪駅などからの視認性を高める。待合所には、大阪・関西万博スペシャルサポーターの青木崇高さんが制作した大型アート作品も設置される。

バスターミナルの待合所
待合所
大阪マルビルの壁面を展示したモニュメント
新設したエレベーターと「ミャクミャク」の大型バルーン
地下のエレベーターホール
バスターミナルに設置するXRコンテンツ
待合所に設置する大型アート作品