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大阪・弁天町駅、3月1日に新駅舎とイベント広場が同時開業

JR西日本は、2025年大阪・関西万博に向けたアクセス輸送の取り組みとして進めていた弁天町駅の改良工事において、3月1日に新駅舎を供用開始し、駅前に「べんてんひろば」を新たに開業する。

弁天町駅は「OsakaMetro 中央線」への乗換駅で、万博会場へ直接乗り入れる唯一の鉄道アクセスルートになることから、アクセス向上の一環として、改良工事を進めていた。今回の新駅舎の開業とともに、万博期間中の新たな賑わい空間として、「べんてんひろば」を開設する。

大阪駅(うめきたエリア)を中心に進めてきたイノベーションの実験場「JR WEST LABO」の取り組みを水平展開し、新しい価値創造の拠点として生まれ変わる。「べんてんひろば」は、地域住民をはじめ、国内外から来訪する万博来場者など、多様な人が利用できるスペースとなる。万博期間中はイベントスペースとして、駅周辺の賑わい創出にチャレンジする。

イベント開催時のイメージパース

ひろばの人工芝には、ミズノの「MS CRAFT BASEBALL TURF」を採用。充填材には、伊藤園とミズノが共同開発した茶殻を配合した人工芝用充填材Field Chip「Greentea」を使用している。通常の人工芝充填材に比べて表面温度上昇抑制効果が期待できるという。

そのほかにも、3Dプリント技術を活用したベンチの設置や、空気中のCO2を回収するm-DAC技術を活用した植物工場の実証事業など、共創パートナーとの価値向上の取り組みも行なう。

べんてんひろばの利用期間は、3月1日~10月13日の万博終了までを予定。開放時間は8時~20時まで。イベントスペースは4月13日から利用可能で、利用には事前申し込みが必要。

べんてんひろばの設置箇所