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ガーミン、ミリタリー仕様のフラグシップ「tactix 8」

ガーミンジャパンは、ミリタリー準拠のタフネス性を備えたマルチスポーツGPSウォッチ「tactix 8 AMOLED」「tactix 8 Dual Power」の2機種を、2月20日に発売する。価格はいずれも238,000円。

Garminのフラッグシップモデル「fēnix 8」と同等の高機能を備え、ミリタリーや航空機能を追加したモデル。アメリカ国防省が定める標準規格に準拠する耐熱・耐衝撃・耐水性能を備えたボディに、サファイアクリスタルレンズ(AMOLEDモデル)やパワーサファイヤレンズ(Dual Powerモデル)、DLCコーティングのチタン素材のベゼルやリアカバーなどを採用し強度を高めた。

AMOLEDモデル(左)とDual Power

fēnix 8と同様にスピーカーとマイクを搭載。音声コマンドによる操作も可能になった。タクティカル機能には、暗視用の緑色LEDライトや、暗視ゴーグル着用時でも画面が視認できるナイトビジョンモードなどのほか、ステルスモードや万が一の時にウォッチ内の情報を瞬時に消去できるキルスイッチなども備える。日本詳細地形図も内蔵する。

アビエーション(航空)機能としては、NEXRADムービングマップや航空業界の標準であるMETAR&TAF気象レポートに対応。プリロードされた世界空港データを元にフライトプランを作成できる。フライトログをはじめ、水平位置指示器、高度アラートと血中酸素アラートも搭載し、「Garmin Pilot」アプリと同期して活用可能。

ランニングやサイクリングなど対応アクティビティは100種以上。新たにダイビングとラッキングを搭載した。ラッキングでは、荷物を背負ってトレーニングする際に、荷物の重量を入力することで、より正確なトレーニング効果を計測できる。これによりミリタリートレーニングだけでなく、登山などのアクティビティにも活用可能。

「tactix 8 AMOLED」は、視認性の高い1.4型(454×454ピクセル)AMOLEDを搭載。「tactix 8 Dual Power」は、1.4型(280×280ピクセル)半透過メモリインピクセル(MIP)とソーラー充電機能を搭載する。バッテリー駆動時間はAMOLEDモデルが約29日間、Dual Powerモデルが約48日間。

衛星測位はGPS/GLONASS/GALILEO/Beidou/みちびき(補完信号)。センサーは、第5世代光学式心拍計、血中酸素トラッキング、コンパス、ジャイロセンサー、温度計、気圧高度計など。防水性能は10ATM(100m防水)。通信機能はWi-Fi/Bluetooth/ANT+。キャッシュレス決済はGarmin Pay、Suicaに対応。

本体サイズはAMOLEDモデルが51×51×14.7mm、重量92g、Dual Powerモデルが51×51×15.4mm、重量95g。ブラックナイロンバンドとシリコンバンドが付属する。