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名古屋・有松の古民家を宿泊施設やレストランに 日本遺産を活性化

名古屋鉄道は、国の重要伝統的建造物群保存地区であり日本遺産に登録されている「有松」において、地域活性化を目指すまちづくり会社「有松未来創造株式会社(通称:アリミラ)」を立ち上げ、古民家利活用事業を推進する。

有松地区は名鉄名古屋本線 有松駅から徒歩5分の場所で、江戸時代から明治期建築の町並みや日本の伝統的工芸品の有松鳴海絞り、からくり人形を搭載した山車等、歴史ある文化が多く存在する。住所は名古屋市緑区有松で、名古屋市の南部。

リーフレット「有松の町並み」より

古民家利活用事業は、名古屋市が策定した「有松地区における古民家を活用したまちづくりの考え方」と連携した取り組みで、アリミラは地域の事業者などとともに立ち上げる。

同事業では、歴史・文化を生かしながら有松地区に点在する未利用の古民家などを利活用して、宿泊を中心とした事業を創出。新たな地域産業の創出、既存産業への相乗効果を促し、有松地区の魅力向上、国内外から選ばれる観光地づくりを目指す。

アリミラが、有松に点在する古民家や蔵を宿泊施設やレストラン、カフェ等の空間に改修。伝統的建造物を含む複数の物件を面的・連鎖的に利活用し、有松の歴史ある雰囲気を五感で感じてもらえるような仕掛けを町全体に散りばめる。

アリミラの設立予定日は2月14日、事業内容は旅行業法に基づく旅行業並びに飲食店およびホテル、旅館等の宿泊施設の経営等。参画企業は名古屋鉄道、つぎと。