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スターリンク、持ち運べる小型アンテナ「Starlink Mini」日本展開開始

SpaceXは、衛星ブロードバンドサービス「Starlink」(スターリンク)の新型アンテナ「Mini」の日本での展開を開始した。日本向けの出荷を開始、日本から注文できるようになっている。価格は34,800円。米国からの送料は無料。対応する通信プランの料金は「ROAM 50GB」が月間50Gで月額6,500円、「ROAM無制限」が月額11,500円。

「旅をしながら高速インターネット」と謳うように、従来のアンテナを、バックパックに収納できるサイズにまで大幅に小型・軽量化した新型のアンテナ。移動中でも利用できると案内されている。低消費電力で、DC電源で稼働でき、USB PDによる稼働もサポートする。衛星との通信速度は下り最大100Mbps超。北半球の場合、利用時には北向きで視界が開けた場所が必要。

アンテナ本体のサイズは298.5×259×38.5mm(縦×横×厚さ)、重量は1.1kg。ACアダプターは91×44×51mmで、200g。消費電力は平均25~40W。入力定格は2~48V 60W。パッケージ同梱の電源ケーブルは15mで、ショートバージョンが別途発売予定。USB PD要件は100W、最小20V/5Aとなっている。

Wi-Fiルーターが内蔵されており、Wi-Fi 5(802.11a/b/g/n/ac)をサポートする。無線テクノロジーはデュアルバンド3×3 MU-MIMO。有線LANポートも備える。

パッケージにはキックスタンドと、ポール先端に取り付けられるパイプアダプターが同梱される。別売りのマウントとして、車両のルーフラック(角形バー)に取り付けられる取付金具や、平面に取り付けるモビリティマウントも今後発売される。

通信プランの「ROAM」は、利用する場所が一定でないユーザーを対象にしたもの。スターリンクの対象地域であれば通信を利用可能。支払いは1カ月単位で、一時停止することもできる。