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無印の団地リノベ、収納を充実させた4物件の入居者募集開始
2025年1月16日 20:00
都市再生機構(UR都市機構)と無印良品の住宅部門であるMUJI HOUSEは、団地リノベーションプロジェクトとして3つの団地で4戸の賃貸物件が完成し、入居者の募集を2月から開始する。
住宅の基本性能である収納(Storage)を充実させたシリーズ「MUJI×UR Plan+S」の物件が新たに追加される。関東エリアでは金町第二団地(東京都葛飾区)、北本団地(埼玉県北本市)、関西エリアでは箕面粟生第3団地(大阪府箕面市、2戸)の3つの団地。内覧会やモデルルームの公開も行なわれる予定。
2021年から展開されている「MUJI×UR Plan+S」シリーズは、リノベーションにより間取りを変更して大容量の収納スペースを確保したり、押入れを改修して自由に使える空間にしたりするなど、収納スペースにこだわった設計が特徴。木製の長押(なげし)をリビングや玄関の壁面に加えており、壁面を使った収納や飾り付けなど、好みのアレンジも加えられる。
「MUJI×UR Parts Room」展開開始
また、2024年2月に発表していた、無印良品とUR都市機構が共同開発したパーツを使用する物件「MUJI×UR Parts Room」も全国で順次展開を開始する。入居者募集は各団地で順次行なわれる。
一例として、畳、照明、ふすまに共同開発パーツを使用する愛知県春日井市の藤山台団地の物件、木製取手や木製スイッチプレート、合板フローリングを使用する大阪府枚方市の中宮第3団地の物件などが紹介されている。
両者は2012年度から、関西で「MUJI×UR団地 リノベーションプロジェクト」を開始し、現在では北海道から九州まで全国の78の団地で展開されている。団地住戸のリノベーションのプランは「MUJI×UR Plan」「MUJI×UR Plan+S」(2021年~)、「MUJI×UR Parts Room」(2024年~)の3つが展開されている。